支援費新設単価"日常生活支援 30分未満 "は撤回

8月7日に厚労省よりだされていた支援費単価見直し案について、 その後、関係団体と共同で厚労省との折衝を続けてまいりましたが、 特に問題のある日常生活支援の30分未満と60分未満の新設単価設定が 行われないことになりましたのでご報告いたします。

全国より長時間介助の実例や地域の現状を およせいただきありがとうございました。

9月3日厚労省より、各都道府県へ通達されました。

なお、新設の乗降介護については介護保険で昨年導入されたものに単価をあわせたもので、 今回の文書で新たに「身体介護で病院に通院する場合に限定して適用」という注釈がつい ていますが、これについても、病院内でのヘルパーの付き添いの必要な最重度障害者への 適用について、問題が起こらないように、今後話し合いを行っていく予定です。(介護保 険と同じ基準では病院内での付き添いは原則身体介護が算定されないため、通院に8時間 かかっても、乗降介護2回分で2000円にしかならない)

以下通達文章

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 障害保健福祉行政の推進につきましては、平素よりご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、平成16年10月から実施することとして平成16年8月17日にご連絡した居宅生活支援サービスの事業運営上の工夫について、更なる検討の結果、別添のとおり変更する事としたので、管内市区町村に周知いただくとともに、準備方よろしくお願い致します。(具体的な内容は別紙)
なお、運用(案)については、近々事務連絡することとしていますが、「乗降介助」 については、身体介護の支給決定を受けている者が病院・診療所に通院する際の乗車・降車の介助に限定して単価設定することとしておりますので、念のため申し添えます。

敬具



(別紙)

平成16年9月 日

厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課

   都道府県
各 指定都市 障害福祉主管課長 殿
   中核市

居宅生活支援費サービス事業運営上の工夫について
(16年10月に実施するもの)

○ホームヘルプサービスの短時間の利用ニーズに対応して、30分未満単価を設定する。

【単価案】
 家事援助 30分未満   800円
 移動介護(身体介護を伴うもの) 30分未満 2,310円
 移動介護(身体介護を伴わないもの) 30分未満   800円
 日常生活支援 30分未満   870円
 30分以上1時間未満 1,660円

*日常生活支援については、30分未満等の新たな単価設定はしない。

○乗降介助の単価を設定する。  

【単価案】  
 1回 1,000円

■「平成16年8月17日の支援費ヘルパー新単価案通知」記事

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