法施行3年後の見直しに向けた 論点整理ワーキンググループの第2回会合が開催されました。
今回は団体ヒアリングの1回目です。
また、作業チームのメンバーも公表されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000072004.html
解説します
3年前の障害者制度改革推進会議の総合福祉部会の骨格提言を受けて総合支援法が出来ましたが、 その時に常時介護を必要とする障害者への対応など数点は3年後の法改正で対応するということになりました。
改正法附則
(検討)
第三条 政府は、全ての国民が、 障害 の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて、障害者等の支援に係る施策を段
階的に講ずるため、この法律の施行後三年を目途として、第一条の規
定に よる改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第一条の二に規定する基本理念を勘案し、
常 時介護を要する障害者等に対する支援、障害者等の移動の支援、障
害者の就労の支援その他の障 害福祉サービスの在り方、
障 害支援区分の認定を含めた支給決定の在り方、
障害者の意思決定支援の在り方、
障害福祉サービスの利用の観点からの成年後見 制度 の利用促進の在り方、
手話通訳等を行う者の派遣その他の聴覚、言語 機 能、音声機能その他の障害のため意思疎通を図ることに支障がある障害者等に対する支援の在り方、
精神障害者及び高齢の障害者に対する支援の在り方
等について検討を加え、その結果に基づいて、所要の措置を講ずるものとする。
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附帯決議でも同様に書かれています。
このため、我々にとって骨格提言で入れた中でも最重要の、
・長時間ヘルパーの市町村負担を(今の25%から)5%に引き下げ
・施設入所前や親元の市町村も半額負担
・重度訪問で通勤・通学・仕事中・授業中・運転中・入院中も使えるように
の3点は、 今回の3年目の法改正でぜひとも入れてもらうように、全国の与党議員にロビー活動がこれから必要です。
3点の骨格提言の詳しくは
http://www.kaigoseido.net/i/110830kokkakuteigen.html
それに先立ち、今回の論点整理ワーキンググループでは、3年目の改正で何を項目として挙げるかを学識経験者で会議することになっています。
(障害者団体はこの会議から外されています。厚労省は「ここで決定するのではなく、論点を整理するだけ」と説明しています。)
■障害者総合支援法の施行後3年の見直しに向けた論点整理ワーキンググループ(第2回)が開催されました(厚生労働省HPリンク)
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