介護保険と障害福祉サービスの適用関係の全国の市町村の抽出調査結果（厚労省）

介護保険と障害福祉サービスの適用関係の全国の市町村の抽出調査結果（厚労 省）の情報が取りまとめられ、 厚労省から都道府県に事務連絡として送られました。
（リンク　事務連絡本文）
（リンク　事務連絡別添　実態調査の集計内容）

各県で政令市と中核市および一般市で人口の多い市２箇所・人口の多い町２箇 所・人口の多い村１箇所を調査し、回答があった市町村の集計です。

集計を見ると、区分１・２・３などでも介護保険のほかに障害のサービスを利用 している市町村が多いことがわかります。
一部の政令市などで介護保険の利用者に障害福祉サービスを上乗せできるのは区分６に限 定するなど、国の通知に反した運用をしている市がありますが、この調 査結果 を見ることで、他の市町村は国のルール通りやっていることを理解してもらう事 ができます。

また、介護保険で不足したホームヘルプを障害福祉のホームヘルプで賄うケース では、全国集計では重度訪問介護よりも居宅介護での上乗せが多いこともわか ります。
これも、一部の市では、介護保険対象者の国庫負担基準が重度訪問は１３万円台 で居宅介護は０だということを理由に、上乗せは重度訪問介護のみしか 認めな い例がありますが、全国集計では国のルールどおりに居宅介護が必要な高齢障害 者には居宅介護を支給していることがわかります。

各地で変なルールをつくっている市があれば、交渉にこの資料を使って下さい。 地元議員に見せて質問してもらうのもいいと思います。