9月29日障害保健福祉関主管課長会議の資料と解説

自薦ヘルパー推進協会本部事務局

9月29日、厚生労働省において 全国障害保健福祉関係主管課長会議が開催されました。

本日の主な議題は
・平成21年度概算要求について
・社会保障審議会障害者部会をはじめ各検討会等の経過報告
・第2期障害福祉計画について
・その他
などでした。

障害者部会の報告などでは 現在の審議状況について報告があり、 来年に迫った施行後3年後の見直しについて どのような項目が論点となっているかを説明しました。

もっとも審議会等で話されたこと以上は 「現在検討中です」という説明が多く、 具体的な見直しの方向性についてはまだ触れられる段階ではないということです。 ただ「12月までには、(社保審障害者部会の報告書として)方向性は出す」 と明言しており、ここ1〜2ヶ月で見直しに向けて具体的な改定案など議論を詰めていく としています。10月11月は来年の見直しに向けてはかなり大切な時期にさしかかります。

また、第2期の障害福祉計画については、第1期を作成したのが制度施行の混乱期だったため 今回は実質的な計画をしっかりと積み上げていきたいとの説明があり、 第1期との主な変更点を示した資料が出されています(資料3−1〜3)。

会議の最後に質疑応答があり、都道府県などの担当者から 主に来年の見直しについての質問が相次ぎました。 「多くは今は検討中です」「審議会等で議論いただいています」 「皆さんの意見をお聞きして・・・」という答えが多かったです。
見直しにスケジュールについては 「来年の通常国会で6月までに法案を通し、 その後できるところから実施していく。 施行時のように短時間にではなく自治体の準備状況を含め 見直しの具体的な実施時期は決めたい」との発言がありました。

また、訪問系サービスの見直しについては 「制度の大枠を変更するつもりはないが、重度者へのサービスの単価が引くことや 行動援護など新しいサービスについての見直しの必要性は聞いている」 という答えをしていました。
厚生労働省が重度訪問介護と直接的には言及しませんでしたが、 「重度者へのサービス単価が低い」 という認識を示すのは初めてのことで、 単価引き上げについて可能性があることを示唆したといえます。
この点についても今後の審議会などでも議論があると思われ、 重要な時期を迎えると予想されます。

配布されました資料は一部を除き下記に掲載しましたので ご参照下さい
<資料掲載ページ>http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/080929/080929.htm

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