第35回社会保障審議会障害者部会報告

自薦ヘルパー推進協会本部事務局

7月15日、第35回社会保障審議会障害者部会が開催されました。

今回は障害者団体からのヒアリングが行われ、 前半後半に分けて計10団体が、自立支援法の見直しに向けての 要望、意見などを提起し、その後委員との質疑がありました。

今回のヒアリング対象の障害者団体は以下の10団体です。

(福)日本身体障害者団体連合会
(福)日本盲人会連合会
(財)全日本聾唖連盟
(社)全国脊髄損傷者連合会
日本障害者協議会
(福)全日本手をつなぐ育成会
(NPO)DPI日本会議
日本発達障害ネットワーク
(社)日本自閉症協会
(NPO)全国地域生活支援ネットワーク

各団体からの提出資料と傍聴メモを下記にアップロードしましたのでご参照ください。
http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/shahosin/syahosin080715.htm

障害関係10団体からヒアリングと委員からの質疑がありました。
団体からは多岐にわたる論点が出され、意見提起がされましたが、 前半の質疑では日身連が「介護保険制度を前提とせず」という提起を行ったことから、 介護保険との統合に関して議論にあがったが、 中長期的課題としてはあるが、現行の介護保険制度は問題が多く、 議論が深まるまでには至りませんでした。

後半の質疑では、 重度訪問介護など長時間の支給決定について、 国庫負担基準が上限となってしまっている弊害や 経過措置の区分間合算がなくなるとさらに運用が狭まることなどの問題が 挙げられていました。

同部会は後2回事業者団体など関係団体からのヒアリングを開催し、 秋には具体的な自立支援法の見直し案を示していく スケジュールになっています。

同時並行で開催されている 「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」 「障害児支援の見直しに関する検討会」 の両検討会も、議論が重ねられ近々中間とりまとめが 出される予定になっており、これらも含め自立支援法の見直し案が 具体化してきそうです。

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