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= 障害者自立支援法案 国会審議 速報 Vol.1 =
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★Vol.1 2005年4月27号日号★
障害者自立支援法の国会での審議がいよいよ始まりました。
4月26日は、衆議院本会議で、尾辻厚生労働大臣から法案の趣旨説明があり、そ の後、与野党1名ずつが質問にたち、大臣が答弁をしました。
また、4月27日は、介護保険法改正案の可決後、 尾辻厚生労働大臣による障害者自立支援法案の提出理由・趣旨説明が行われました。
=26日衆議院本会議の報告=
【本日の質問者】
・中根 康浩議員(民主党)
・古屋 範子議員(公明党)
【主な議論】
○尾辻大臣の趣旨説明
法案の目的・概要を読み上げ。
○中根康博議員 質問
・支援費制度の評価、応益負担について、家族負担の問題について、厚労省の自立観 について、支給決定・審査会について、重度障害者の障害程度区分について、社会参
加・移動介護について、グループホームについて、精神通院公費負担について、虐待 防止についてに関して質問がされました。
内容については、全国大行動実行委員から出されている論点整理・要望事項にあるも のに沿って問題提起がされ質問がされていました。
○尾辻大臣 答弁
・支援費は地域生活を促進した面で評価している。
・負担に関しては、利用者を含めみんなで支えるしくみとし、所得にも着目し上限を 設定している。
・また国・都道府県の負担も義務化した。
・自立とは自らの生き方を自らで決めること。
・政省令事項はなるべく早期に示していく。
・精神通院公費負担については医療費助成制度の一元化、制度の普遍化の第一歩と考 えている。
・国庫負担は義務化しその基準は公平、効率化としつつ充分に検討していく。
・扶養義務の範囲についてはさまざまな意見が来ている。税や健康保険の優遇を受け ているケースもある。
・移動介護は義務的事業とし、財源確保に努める。
・障害者の虐待防止に関しては勉強会を立ち上げ具体的検討をはじめている。
・審議会でも議論をして頂いたが、様々な意見をいただきよりよい制度にしていきた い。
○古屋範子議員 質問
与党側からの質問であるため、確認事項や中根議員からもあがった各論点についての 配慮の要請が多かった。
基本的には公明党から厚労省あてに出されている要望に添って質問が行われ、 「長時間介助利用者の水準が低下しないように」「所得保障の検討を」「働く場から
の利用料徴収はどうか」といった要望もがあがっていた
○尾辻大臣 答弁
基本的に中根議員に対する答弁と同じ内容であった。
重度者対応について「重度訪問介護、包括支援、行動援護を設け対応していく」と説 明。
=27日 厚生労働委員会の報告=
尾辻厚労大臣から法案提出理由と趣旨の説明が短時間で行われました。
内容は昨日の本会議と同じで、これに対する質問等はありませんでした。
【コメント】
・今回は衆議院本会議で短時間の審議であった。
最初の趣旨説明と質問であったため、制度の大枠の話しと一通りの論点について提起 がされた。
これに対する大臣の答弁は今まで厚労省が様々な場所で繰り返してきた説明そのまま であり、 新しい回答や考えは一切示されなかった。
【今後の予定】
障害者自立支援法案は、今後衆議院の厚生労働委員会に付託され、 本格的な議論が始まります。
5月11日から原則毎週水曜日、金曜日に委員会が開催されます。
委員会審議はすべてインターネットで中継されております。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
国会審議にも拙速な議論を許さぬよう多くの障害者が注目していることを 示していくことが重要ですので、是非注目してください!
※この「障害者自立支援法案 国会審議 速報」は 国会における障害者自立支援法の審議情報を全国の皆様におしらせします。
今後、委員会の審議が行われる毎に配信していきます。
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配信元;
障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動実行委員会
(全国自立生活センター協議会内)
〒192-0046 東京都八王子市明神町4-11-11-1F
TEL:0426-60-7747 FAX:0426-60-7746
E-mail:jil@d1.dion.ne.jp
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