緊急 厚生省交渉のお知らせ

6月8日(月) 緊急厚生省交渉 

午後1:30〜3:30 厚生省1F 共用第4会議室

(1時15分:厚生省1階ロビー集合)

障害保健福祉部 企画課

議題:ケアガイドライン最終案について

 (交通の説明)厚生省に行く方法 

 厚生省の身体障害者ケアガイドライン(9年度から身体障害者介護等サービス体制整備支援試行的事業に改称)については、当会が、専門家主導のものにならないように昨年交渉ました。

 9年度事業では身体障害者ケアガイドラインの最終案を作成する、厚生省の「身体障害者介護等サービス体制整備検討会」が計4回あり、この5月に最終検討会を終えたもようです。こともあろうに、事前に、「サービス量」に関することは上部の部会にあたる、精神・知的・身体の3審議会の合同部会が決めるので、「この検討委員会ではそのことについては触れてはならない」など、足かせをされてしまいました。

 これで、9年度事業の検討会は解散し、今後、10年度は(上部の部会にあたる)精神・知的・身体の3審議会の合同部会が召集され、3障害のガイドライン間の調整が行われます。その後、9年度と同様、3審議会の下に、3障害別の検討会(ワーキングチーム)が編成されます。10年度はケアマネージャーの養成プログラム等が検討されます。

 

 最も基本的な介護の問題を抜きにした最終案が出されるのは、当会としては断固として認められません。そこで、緊急に厚生省交渉を設定したいと思います。

 我々の生活の基本的な問題です。ぜひご参加ください。

 

ケアガイドラインとは?

 

 ケアガイドラインとは、将来、個々の障害者が、いろいろな在宅サービス(たとえばホームヘルプ)を受けるさいに、それぞれのサービスごとに、何をどのように・何時間ずつ利用するか、個々人ごとの計画を市町村が作るさい、その計画作りの考え方の元となるものです。現在、老人を先頭に身障・知的障害・精神の全分野で強力に進められている施策であり、ほおって置くと、どんどん悪いものだけが出来上がってきます。そこで、介護制度を利用している当事者がなるだけこの制度の作成にかかわる必要があります。

 ケアガイドラインは諸刃の剣で、今後の内容次第で、自治体のサービス量をふやす方向にも、減らす方向にも変わります。(良いものができれば、サービスの不足を明らかにさせて、在宅介護予算を増やす圧力になる。逆に、悪い内容になると、障害者個々人の介護の必要性を過少に見積もり、生活が制限される)。

ホームページに戻る