障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会(第12回)発言内容の要約

11月26日(水)14:00〜17:00/厚生労働省 18階専用第22会議室

ご注意

 これは傍聴者の個人の要約メモですので、細かい発言内容に間違いや抜けも多いと思います。あくまで全体の流れの雰囲気を感じる参考にとどめてください。

 転用はお断りいたします。順次訂正していきますのでほかの方にお知らせする場合はホームページアドレスのみお知らせください。繰り返しますがこれは短時間で個人がまとめたメモですので、委員各自の発言内容を正確に反映できていませんので、これをもとに各委員に対し抗議や批判を行うようのないようにお願いします。

 正式議事録は厚生労働省ホームページに掲載予定です(各委員のチェックが入ったあとになりますので少し遅れての掲載となります)。

(これは傍聴の内容を要約したメモであり、発言記録ではありませんので、その点ご留意ください。)

全国市長会よりヒアリング

■坂出市長  

・国は24時間やれというが、総量で規制している。現場は悩む  
・将来は障害福祉に関する財源を地方に移譲すべきであるという中核市の意見もある。

■大濱委員((社)全国脊髄損傷者連合会理事 )

 障害福祉の一般財源化を求める市町村はどのくらいあるか?
 われわれはホームヘルプは義務的経費にという意見

■坂出市長

 大枠では一般財源化
 ただ、こっちの補助金はいただきたい・・というものはある
 たとえば、ごみ焼却場のダイオキシン対策の改修の補助金は金額が大きくかかるので、補助金いただきたい。――矛盾しているが。
 そういうものも一部ある。
 つまり、補助金の全部がだめではない。
 全部切るのはいかがなものか
 (中央に)「頭を下げる」補助金はだめ

■大濱委員((社)全国脊髄損傷者連合会理事 )

 障害者の補助金は大切というのが市長会の意思?

■坂出市長

 全体の流れから言うとそうではない。私は市長会の中でも異質。

■坂出市長

 介護保険は全員が対象になることを前提にした制度。障害者の場合はそうではないので、税金でやるのが妥当。

■高橋委員 (立教大学コミュニティ福祉学部教授 )

 それは違うと思う  (意見を述べる)

■板山委員((福)浴風会理事長)(座長代理)

 障害者施策は小さい市ではやってなかったところもある。
 精神はやっていない市もある

■坂出市長

 それは課題
 支援費が始まって「こういうものなのか」と気がついて始めた市も多い

町村会よりヒアリング

町村会より推薦を受け 広島県高田郡の「安芸たかた広域連合」
高田郡34000人 高齢化率30.8%
(資料説明)

■京極委員(日本社会事業大学学長)

 65歳以上の障害者で全身性など、介護保険は支給限度あるが、支援費で上乗せあるのか?

■安芸たかた広域連合

 65歳以上でもリハビリ必要なら障害者のデイにいける。利用者はいない

■笹川委員((福)日本盲人会連合会長)

 山間で移動に車使うのはあるか?

■安芸たかた広域連合

 ヘルパーが利用者宅に行くのに車を使う。片道1時間かかることもある

■ 尾上委員(NPO法人DPI日本会議)

 遠方への移動介護は?

■安芸たかた広域連合

 広島までJRで往復3時間かかる。買い物の時間など加えるともっとかかる。
 ヘルパーが3時間も確保できない。
 たとえば、汽車の中で介護必要ない人なら、駅までの介護と、広島の駅からの介護を現地の事業所と連携できないかと思う

厚生省資料について説明

大田委員資料について厚生省が代読

村上委員提供資料について

■村上委員((福)シンフォニー理事長

 (資料説明)
 指定を受けたが、サービス提供していない事業所もおおい。これも議論してほしい

■谷口委員(自立生活支援センターきらリンク事務局長)

 知的施設がヘルパーを行うが、身障の施設はヘルパー行わないのは京都も同じ

厚生省資料について議論時間

■早崎委員(大垣市社会福祉協議会在宅福祉サービス推進室長)

 ヘルパーの資格問題
 移動介護は研にとりにいく必要があるが、なかなか受けられない、書類も面倒。こんな面倒なことは社協しかやらないのではないか。

■笹川委員((福)日本盲人会連合会長)

 視覚障害者は介護は難しくはない。
 ボランティアを長年やっていても資格がないとだめ。
 研修の中身で必要でない講義もあるので、もっと現実的なものにしてほしい。

■高橋委員(立教大学コミュニティ福祉学部教授)

  「ニーズ爆発が起きた」
  日本は前年度予算主義。戦後の予算の伸びはどの分野も数パーセントがやっと。
  介護保険は例外。介護保険は当初3兆円。今5兆円。
  3年で在宅サービス利用者は2倍に伸ばした。
  坂出市長は間違いだと断言したい。
  障害者団体は介護保険を議論してほしい。
  介護保険に問題がさまざまあるのはわかっている
  介護保険の欠陥の多くは、介護保険外の所得保障や就労支援の欠陥である。
  介護保険に障害が吸収されるのでなく、私は対等合併と思っている

■大濱委員((社)全国脊髄損傷者連合会理事 )

 介護保険の採用はドイツだけ。多くの国は税金でやっている
 障害者は12万人しかつかっていないので、高齢者の人数に比べたらはるかに少ない
 介護保険ありきではない議論を。

■山路委員(新聞記者からの委員)

 政治から離れた財源を確保しないとだめ。
 介護保険のとき、亀井さんは大反対した。自分たちのコントロールできないお金だから。

■森委員((福)日本身体障害者団体連合会事務局長)

 介護保険では赤字がおきなかったのかお聞きしたい

■ 尾上委員(NPO法人DPI日本会議)

 今までの議論の取りまとめ資料について、介護保険の議論に偏っている
 2番目に、当事者が介護人材をそだてるシステムについて問題提起をしているのに、ほとんど反映されていない。議事録をもう1度見てまとめなおしてほしい。

■森委員(高浜市長市長)

 財源がきちんと保証されないとやっていけない。
 われわれはニーズ汲み取るが、財源がないとできない
 坂出市長は間違っていると思う
 介護保険で利用者増えたのは事実

■事務局

  次回は12月12日金曜 10:00〜12:00

以上

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