月 刊

全国障害者介護制度情報

ホームページ:www.kaigo.npo.gr.jp 

 

★介護保険の訪問介護(ホームヘルプ)の類型変わる

  2003年度より

★ヘルパー資格問題/単価問題の解説と交渉報告

 

★ヘルパー時間数アップの交渉を

 

 

5月号

2002.5.25

編集:障害者自立生活・介護制度相談センター

情報提供・協力:全国障害者介護保障協議会

〒180−0022 東京都武蔵野市境2−2−18−302

発送係(定期購読申込み・入会申込み、商品注文) (月〜金 9時〜17時)

       TEL・FAX 0120−870−222(フリーダイヤル)

       TEL・FAX 0037−80−4445

制度係(交渉の情報交換、制度相談)(365日 11時〜23時(土日は緊急相談のみ))

       TEL 0037−80−4445(全国フリーダイヤル(東京のぞく))

       TEL 0077−2329−8610(東京都内用フリーダイヤル)

       TEL 0422−51−1566

電子メール:  

郵便

振込

口座名:障害者自立生活・介護制度相談センター  口座番号00120-4-28675

 

2002年5月号 

 

目次

 

4・・・・介護保険で自薦登録できる地域が大幅拡大

6・・・・介護保険の訪問介護(ホームヘルプ)の類型変わる

8・・・・介護保険の審議会資料抜粋

12・・・5月9日厚生労働省交渉の報告(低い単価の類型問題)

15・・・5月16日厚生省障害福祉課との話し合い報告(ヘルパー資格)

19・・・3級ヘルパー通信研修を東京で行います

21・・・NPO代行/介護労働助成代行/指定申請代行

26・・・国際障害者シンポジウムの御案内

 

 

 

 

 

 

 

東京以外の全国の方の制度係のフリーダイヤル番号が変わりました

TEL 0037−80−4445全国フリーダイヤル(東京除く))

(発送係あてでも長時間の電話はこちらを使ってください)

3分20円のフュージョンのフリーダイヤルを使っています(今までは3分90円)。

コスト削減・赤字解消のため電話機の周辺に新しい番号を貼っていただくようご協力お願いします。

*この番号は10:00〜23:00のみ着信します。東京都内からはつながりません。

*しばらくの間は前の番号でもつながりますが、切り替えにご協力をお願いします。

 

 

ヘルパー時間数のアップに向けて交渉を!

 2003年の指定事業者準備で、ヘルパー時間数交渉がおろそかになっていませんか?

2003年以降も、ヘルパー時間数は交渉してのばすしかありません。2003年から(今年委託を受けても)、介護型ヘルパー時間数を1日2時間のばせば、1名の常勤介護コーディネーター雇用ができるほどの収入が指定事業所に入ります。

 

自薦登録ヘルパーや全身性障害者介護人派遣事業の交渉をあなたの市でも始めませんか?

 (実例)東京以外の24時間介護保障の地域は、すべて当会と連絡をとりつつ交渉した地域です。12時間以上の介護保障の地域のほとんども同じです。

交渉をしたい方、ご連絡ください。厚生省の情報、交渉の先進地の制度の情報、ノウハウ情報、など、さまざまな実績のある情報があります。ぜひ自治体との交渉にお役立てください。

 当会制度係0037−80−4455(通話料無料)11時〜23時。(東京都内からは0077−2329−8610)。午後5時以降は携帯電話への転送で対応しますので、9回以上コールしてください。夜間・土日は、出ない時は、少し時間をおいてかけてください。又、昼間も制度係担当者が、兼業の他市のCIL事務所などにいる場合が多いので、その場合、ご連絡先を聞いて、制度係担当者からおかけ直しすることになっています。すぐにかけられない場合は夜おかけしますので、自宅の番号もお伝え下さい。お気軽におかけ下さい。

 定期的にご連絡いただければ、短期間で、効率的な交渉ができます。

 

 

 

介護人派遣事業の交渉の要望書セット(無料)

(要望書と東京・静岡・大阪などの派遣事業の要綱と厚生省の見解等の解説)

 御利用の前に、資料集2巻もお読みください  

 名前・団体名を書き込んでそのまま市町村の課長などに出せる要望書セットです。

交渉の市への申込み方法等は、要望書セットの1枚目で解説しています。

ガイドヘルパーの交渉の要望書セット(無料)

名前・団体名を書き込んでそのまま市町村の課長などに出せる要望書セットです。

 資料集3巻もお読みください 

 まず発送係に申込みください。無料でお送りします。後日、制度係から説明のお電話をいたします。(できましたら、資料がお手元についたら制度係にお電話下さい。)必ず説明を聞いてから進めてください。交渉期間中は、毎月、制度係フリーダイヤル0077−2329−8610(11時〜23時・365日)に連絡を取ってください。

注文は 発送係 TEL・FAX0120−870−222 電話は平日9〜17時

 

介護保険で自薦登録できる地域が大幅拡大

介護保険ヘルパー広域自薦登録保障協会のご案内

自分の介助者を介護保険の登録ヘルパーにでき自分の介助に使えます

(2002年度までは介護保険対象者向けの仕組みですが、2003年度からは障害へルパーも自薦登録できるようになります)

 全身性障害者介護人派遣事業や自薦登録ヘルパーと同じような登録のみのシステムを介護保険利用者むけに提供しています。自分で確保した介助者を自分専用に介護保険ヘルパー(自薦の登録ヘルパー)として利用できます。介助者の人選、介助時間帯や給与も自分で決めることができます。全国の介護保険(ホームヘルプ)指定事業者を運営する障害者団体と提携し、介護保険ヘルパーの登録ができるシステムを整備しました。

対象地域(2002年5月時点の利用可能な地域)

北海道・東北(・北海道・福島・山形・宮城)

関東(・東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・栃木・茨城)

中部(・長野・山梨・静岡・愛知・岐阜)

近畿(・三重・奈良・滋賀・京都・大阪・和歌山・兵庫)

中四国(・鳥取・島根・広島・岡山・山口・香川・徳島・愛媛)

九州(・福岡・佐賀・大分・熊本・長崎・沖縄)

 このほかの県でも提携先団体が指定をとり次第利用できますのでご相談下さい。(介護保険ヘルパー広域自薦登録保障協会では、自薦ヘルパー(パーソナルアシスタント制度)推進協会と連携し空白県での障害者団体の指定事業者の立上げ支援を行なっています)

利用の方法

 介護保険ヘルパー広域自薦登録保障協会 東京本部にFAX等で介助者・利用者の登録をすれば、その日から介護保険の自薦介助サービスが利用可能です。介助者への給与は介護型で時給1500円が基本ですが相談にのります。(介助者は1〜3級ヘルパー、介護福祉士、看護婦のいずれかの方である必要があります。ヘルパー研修未受講者は3級研修などを受講下さい。受講料は広域協会から助成致します(一定時間介護に入った後助成))。直営でも障害当事者主体の3級ヘルパー通信研修(2泊3日で受講可能。(一定時間介護に入った後、参加費・交通費を助成))も行なっております。

 

CIL等介助サービス実施団体の皆様へ

 対象地域のCIL等で介護保険対象者に介助サービスをしたい場合、介助者に3級研修を受けていただき、当会に登録すれば、その日から介護保険対象者に介助サービスが可能です。団体に1人あたり最高月15万円のコーディネート料をお支払いします。

問合せ:介護保険ヘルパー広域自薦登録保障協会 TEL 0037−80−4455(通話料無料)へ(ただし東京の方は0120−66−0009)。10時〜22時

(2002年度までは介護保険対象者向けのシステムですが、2003年度からは障害へルパー利用者も自薦登録できるようになります。全国どこに住んでいても、自薦登録ヘルパーを利用できるようになります。お問合せは TEL 0037−80−4455(通話料無料)へ(ただし東京の方は0120-66-0009)。10時〜22時)

介護保険ヘルパー広域自薦登録保障協会 発起人(都道府県順、敬称略2000年4月時点)

お名前  (所属団体等)

花田貴博 (札幌市公的介助保障を求める会)

篠田 隆 (自立生活支援センター新潟)

三澤 了 (DPI日本会議)

中西正司 (DPIアジア評議委員)

八柳卓史 (全障連関東ブロック)

樋口恵子 (全国自立生活センター協議会)

佐々木信行(ピープルファースト東京)

加藤真規子(精神障害者ピアサポートセンターこらーる・たいとう)

横山晃久 (全国障害者介護保障協議会/HANDS世田谷)

益留俊樹 (田無市在宅障害者の保障を考える会)

川元恭子 (小平市在宅障害者の介護保障を考える会)

お名前  (所属団体等)

渡辺正直 (静岡市議)

山田昭義 (DPI日本会議/社会福祉法人AJU自立の家)

斎藤まこと(名古屋市議/共同連)

尾上浩二 (障害者総合情報ネットワーク)

森本秀治 (共同連)

村田敬吾 (自立生活センターほくせつ24)

光岡芳晶 (特定非営利活動法人すてっぷ)

栗栖豊樹 (CILてごーす)

佐々和信 (香川県筋萎縮性患者を救う会)

中村久光 (障害者の自立支援センター)

藤田恵功 (土佐市在宅重度障害者の介護保障を考える会)

田上支朗 (熊本市全身性障害者の介護保障を求める会)

 

 

介護保険の訪問介護(ホームヘルプ)の類型変わる

「身体介護・複合・家事」から、「身体介護・生活支援」へ

 2003年度から、介護保険ホームヘルプの類型が3つから2つに減る事になりそうです。介護型は今より単価が下がり、家事型は「生活支援」という名前に変わり、単価が上がります。(介護を下げ、家事を上げることは昨年12月の介護保険の審議会で厚生省から提案があった)。

 今回は、より詳しい提案となって5月13日の審議会に資料が出されました(次ページからに掲載)。今回の資料の新しい点は、家事型から呼び名が変わる「生活支援」に、「自立支援を目的とした見守り」「外出介助」が入る事になった点です。これらは現在は身体介護になっています。

 障害ヘルパーでも外出(ガイドヘルプ)は介護型となっており、影響はありそうです。

 

2003年からの障害ヘルパーも同じ単価になる?

 介護保険の情報が重要になるのは、この単価が、2003年からそのまま障害ヘルパーの単価設定になる可能性が非常に高いためです。

 2003年より支援費制度になり、介護保険ヘルパー事業者の指定基準とほぼ同じ指定基準で、障害ヘルパーの指定事業者が指定されます。過疎地では障害ヘルパーを行う事業者数を確保するため、各自治体で介護保険事業所に介護保険と同じ単価で障害ヘルパーをやってもらう事にせざるを得ません。そのためには同じ単価にする必要が生じます。例えば、65歳の利用者も64歳の利用者も、同じ介助内容なら同じ単価でないと事業者はサービスをしにくいという事情があります。

 ただし、障害の制度は国が全国統一の「最低単価基準」を決め、市町村がそれを超える額で自由に単価設定する制度となるため、障害の国単価は、若干、介護保険単価を下回ることになります。

 

障害施策と介護保険の単価基準

現在の介護保険

2003年からの障害ヘルパー

現在の障害ヘルパー

介護

(昼間1時間)

4020円(事業者が自由に割り引き可能・地域加算あり)

3300〜3700円台(予想)を最低価格として国が決め、市町村はそれ以上の単価で自由に設定

3740円を上限。この範囲なら国50%・県25%の補助がある

家事

(昼間1時間)

1530円(事業者が自由に割り引き可能・地域加算あり)

1800〜2000円台(予想)を最低価格として国が決め、市町村はそれ以上の単価で自由に設定

1470円を上限。この範囲なら国50%・県25%の補助がある

                 *単価は独自予測です

 

介護保険では3級ヘルパーがさらに単価低下

 介護保険では、3級ヘルパーが介護や家事を行うと、現在は事業者報酬が5%減額になっていますが、来年度からはさらにもう少し下げる方向です。賃金実態が他のヘルパーに比べ5%〜10%低いため、この程度下がる可能性があります。

 

介護タクシーも単価低下

 介護保険では、介護タクシーの単価も下がることになります。現在は車に乗る介助と降りる介助を合算して(運転中の時間はないものとみなす)、30分以内は2100円の通常の介護単価を事業者に支払っていますが、2003年度より「乗降介助1回」あたりのより低い単価が設定されます。従来通り、運転中は介護保険の対象にはなりません。

 これが障害ヘルパーに影響すると大変困ったことになります。障害ヘルパーでは、現在は、ガイドヘルパーが市や社協の車いす用車両を運転できる(もちろん介護時間となる)という自治体があります。また、障害者所有の車を運転することも介助として認めている自治体も多くあります。過疎地では公共交通がないため、車は重度障害者の移動の基本です。都市部でも、体温調節障害の場合は公共交通では命の危険もあります。また、海外ではパーソナルヘルパーが運転するのは当然となっています。これについては、今後、交渉が必要になるかもしれません。

 

次ページからは5月13日審議会の資料の抜粋です

 

 

 

審議会資料

きりはりP

 

 

 

 

 

 

 

審議会資料

きりはりP

 

 

 

 

 

 

審議会資料

きりはりP

 

 

 

 

 

 

審議会資料

きりはりP

 

 

 

 

 

5月9日厚生労働省交渉の報告

 2003年からの支援費制度で、介護・家事・外出のほかに、全身性障害者介護人派遣事業用の低い単価の類型を作らないでほしいという交渉を行いました。

参加者:札幌、仙台、名取、新潟、上田、つくば、さいたま、船橋、三島、静岡、彦根、大津、京都、東大阪、倉敷、広島、熊本ほかの制度利用者約40人と事務局

厚生労働省:支援費制度施行準備室係長/障害福祉課身障福祉係長

背景事情

 2003年度からの支援費制度では、国が最低単価を決め、市町村はその単価以上で自由に単価を決める制度に変わります。

 数年前の、国庫補助の方式が人件費補助方式(非常勤ヘルパーなどは介護型1時間1400円程度)から事業費補助方式(事業所の収入が全ヘルパー介護型1時間あたり3740円を上限として国庫補助対象に)に数年かけ変わったときには、全国の自治体で委託単価が国庫補助水準のアップに追従しました。国基準を下回ったのは東京都内の24時間保障の市のうちの1部や、東京都以外では、米子市、松山市しかありません(当会調べ)。

 全国状況を見る限り、国が単価水準を上げれば、それにしたがって、市町村の単価水準も上がっていくものです。

 一方、単価が低い方が時間数を伸ばしやすいという情況も、昔からあります。今後も、24時間介護保障を整備していくときには(例えば24時間介護が必要な障害者の場合でも制度が伸びて1日8時間を超えた場合には、のこりは)家事単価など低い単価で伸ばしていくということも必要になると思われます。

 東京都と大阪市では1000人、1500人の全身性障害者介護人派遣事業利用者がおり、その予算規模はホームヘルプサービス事業と同じ規模にもなります。これらの制度は、現在は時給単価1400〜1500円台で実施されています。これが、そのまま支援費制度に入ると、介護型の3000円台の単価を出さなくてはいけなくなるため、予算が足らなくなり、時間数を減らさざるを得なくなります。このため、東京都は現状の制度を続けられる様に低い単価で行えるよう国に要望をしています。

 2003年度からの障害施策のヘルパー単価は、家事・介護・外出(移動)の3つの類型を作る事は決まっています。これ以外の類型を作るかどうかは検討課題となっています。これ以外の類型の案には、視覚障害者などの付添い外出の移動介助(1200円程度を想定)や、全身性障害者介護人派遣事業(1400円〜1500円程度)などを大規模に行っている東京都や大阪市に配慮して、1400円程度の最低単価設定が検討されています。

 東京都と大阪市では家族同郷でも制度が使えるため、非常に多くの利用者がいますが、それ以外の全国の自治体では、基本的に1人暮し等でないと利用できませんので、利用者は非常に少なくなっています。例えば、宝塚市で4人、土佐市で1人、静岡市で約25人などとなっています。このため、これらの市では介護型単価にアップしても、ホームヘルプサービスの予算全体で考えれば、それほど影響しないという予想が立ちます。

 また、当会が行った東京・大阪以外の全身性障害者介護人派遣事業の利用者実態調査では、90%の利用者が障害者団体などからの介助サービスを受けて全身性障害者介護人派遣事業を受けており、すべて自分で介助者を確保しているのは1割にすぎません。障害者団体は1時間あたり0円〜50円の事務手数料でかろうじて運営している実態があり、障害者職員は全員無給、健常者職員は月給10万円以下という団体も少なくありません。(これに比べ、介護保険事業所の場合介護型では1時間2500円程度の手数料収入があり、主任ヘルパーの平均月給25万円)。

 しかもこれら障害者団体のサービス水準は一般事業者より高いものが多くあります。多くの団体は、施設や親元から24時間介護を必要とする障害者を自立支援して一人暮らし支援を行ったり、中には、人工呼吸器利用者の一人暮らし支援を行っている団体もあります。

 一方、介護制度が必要な時間数実施されていないことによって、多くの1人暮しの全身性障害者は受けている介護制度の時給を2倍程度にのばして生活しています。例えば、4時間の介護制度がある地域では、介助者が4時間介護に入った後、引き続き4時間の無償介助を行うという形態を取っている障害者が多くあります。

 2003年度には、47都道府県で、障害者者団体の指定事業者ができます。特に現在自薦の制度のある地域では各県に複数の障害者団体指定事業者ができ、当会関係団体だけでも、自薦受け入れを行う団体が各県に最低1ヶ所立ちあがります。このような地域では、支援費制度の事業費単価が3000円以上に上がれば、例えば、4時間の制度で8時間働かざるをえない障害者の場合には、介助者時給を3000円にアップすることも可能です。

 もちろん、これは交渉が進んで、24時間介護保障を作っていくために、制度がのびるまでの間に暫定的に行う事であって、これで恒久的に障害者の自立生活を作っていこうという発想ではありません。

 特に、地方や過疎地では、24時間の介護の必要な障害者が一人暮らしをして交渉しなくては24時間の介護制度はできません。しかし、最初の1人暮しをはじめる過程で、月60万円程度の介助人件費が必要になります。生活保護の介護制度月13万円を使うとしても、残りの費用はヘルパー制度でまかなうしかありません。介護単価がきちんと3000円台で出る地域であれば、4〜5時間の介護ヘルパー時間数が出れば、障害者団体事業所のボランティアで24時間介護者を確保することが可能です。(非常に安い給与ではありますが)。これによって、正式な24時間介護制度を作っていくための交渉人材が安定して生活した上で交渉可能になります。

 以上のような理由で、当会では、低い単価を作ることに反対するため、東京都と大阪市の障害者を除く地方の障害者のみで交渉を行いました。

交渉報告

 今回は、各地域のひどい介護状況を全員が説明することを目的としたため、ほとんどの時間を各自による説明にさきました。

 家事・介護・外出のほかに、低い単価の類型を作るかどうかが最終的に決まるのは、8月末の来年度予算の概算要求のときになります。この課題は8月までの間に内部で検討され、決まっていきます。

 現時点では、低い単価を「つくれ」という意見と、「作るな」という意見があり、どのようになるかはわかりません。当会では、今後も交渉を続けます。

 支援費では、全国統一の国の最低単価を決めるため、東京都と大阪市だけに低い単価を作るということはできないそうです。

 問題は、家事・介護・外出などの類型は、介助の中身を規定して作ることになっていますので、仮に低い単価を作る場合には、「自薦の制度」や「市町村が要綱で全身性派遣事業と定めているもの」といった書き方はできません。(予想される低い単価を作る方法には、「家事と介助が含まれ、待機時間が半分程度含まれるもの」といった書き方しかありません。困ったことに、全身性障害者介護人派遣事業に限定されず、全国のすべてのヘルパー制度に適応可能になってしまいます。全国の多くの自立障害者が作ってきた自薦の介護制度や長時間の介護制度が全部低い単価にされてしまうことも多いにありうるということです。これは、市町村の権限で決めることになりますので、国のコントロールはきかなくなります。24時間介護保障ができあがった自治体で単価が下がるのは問題ありませんが、多くの自治体はまだまだ24時間の制度が保障されておらず、低い単価になると、ますます生活しにくくなります。)

 

 支援費制度準備室の意見のポイントは主にこの2点です

1.国の最低単価を上げたら、東京・大阪以外の自治体でも、時間数が引き下がったらどうするのか

2.東京・大阪だけを対象に低い単価を作ることは不可能

今後、この点をクリアできるよう情報取りまとめや知恵を絞って話し合いを進めたいと思います。

 

 

5月16日厚生省障害福祉課との話し合い報告

支援費制度でのヘルパー資格問題について

 2003年委員会で取りまとめして厚生省との話し合いを行いました。緊急で主な全国の自薦の制度を利用している利用者がいる障害者団体などに「何が困るのか」の資料取りまとめをお願いしました。ありがとうございました。

 

 現在、厚生労働省内では、「すでに介助にはいっている介助者」は経過措置で救済する事でほぼ固まっています。問題は、これから自立する障害者・これから雇われる介助者で、これについては「(資格なしを認めるのは)相当困難」との感想が職員から出ています。この点について、話し合いを行いました。

 障害福祉課では、「介護保険となぜ研修水準が違うのか説明がつかない」「そうはいっても、コミュニケーションの問題もあり、ころころ変わるヘルパーでは不可能」「しかし、公費の制度である以上研修を行わないというわけには行かない」「なにかあったときの責任はどうするのか」などの意見が出ているそうです。

 このような情況をふまえ、2003年委員会では、「障害者団体で指定事業者を各県で複数作り、自薦登録を受け入れる」「その自薦登録先の障害者団体事業者で、3級と同等の時間数の採用時研修を行うということで、3級研修を免除する」という案で、取りまとめ、提案を行いました。(もちろん、研修内容は障害者団体事業者に任された場合は、各利用個々人が障害者が主体的に行なうことができます)。

 この問題は事業者基準が決まる6〜7月ごろには決まっていく事になっています。

 以下は当日のレジメ抜粋です。

 

全身性障害者等の特別な「みなし研修」案

2003年委員会 

1.現在,全身性障害者(等)の介助に入っている介護人

現在,介護に入っている人は,経過措置で「当面のあいだ」研修免除とする。各自治体で行う研修で、研修機会があれば受けることを条件に、当面のあいだ研修を免除する。

(実際のところは、「受講料無料で、研修参加時間に時給950円が出て、スクーリングの時間帯が介護の空き時間にぴたりと会う」といった条件がそろわないと無理)

2.これから全身性障害者(等)の介助にはいる介護人

 これから施設等から自立する全身性障害者等や、現在自立している全身性障害者等の介助者が新たに介助にはいる場合の特例

(1)言語障害,全身性障害、知的障害等、コミュニケーションに特別な需要がある場合や、

(2)重度の全身性障害者で個々人に特化した特殊な介護技術が必要である場合は、

 障害者が希望し、市町村が認めた障害者に限って、

・1〜3級でないヘルパーの場合も,ヘルパー指定事業者が採用時研修を50時間行うことで,派遣ができるようにする。

(採用時研修を50時間とした理由は、介護保険3級研修の50時間と遜色のない時間数という理由。)

採用時研修50時間の内訳は,

10〜20時間が理念教育やビデオ・基礎実習など。(別紙に実習内容の1案)

30〜40時間が実際に派遣先障害者の自宅で障害者から介助の指示を受け介助を行いながら実習。

実習介助期間中も支援費単価を10%〜20%引きで支払う。(研修中の介助者への給与は各事業者の自由だが,想定としては、900円から従来通りの1790円(兵庫県単価)程度まで)

30〜40時間の自宅実習のうち,最初の一定時間は、サービス提供責任者や派遣先障害者の介助者が同時に出向き,障害者と共に教える(実態としては,自分ですべて教える事のできる障害者の場合は最低1時間,人工呼吸器利用者などでは最高30時間〜40時間以上)。この期間は介助者が2名となるが,支援費は2名分は出さない。(想定する介護型単価なら1人分で2名分の給与をまかなうことができる。ただし、2500円以下の低い単価を作られてしまうと、対応できないので1時間程度が妥当)

 

現実の事情

個人で介助態勢を作っている全身性障害者

 東京・大阪等大都市部等で自薦の介護制度が70〜80年代からある地域では、個人で介助態勢を作っている全身性障害者が多くいます。これら障害者が、新しい介助者(大学生など)を入れたときは、長い時間をかけて介助にいれながら教育をしていきます。学生などは、時間的余裕がある人が介助に入ります(1回入るとそのうち忙しくなっても介助をやめない人が多い)。最重度の障害により,介護方法が非常に複雑な場合で、覚えるのに時間がかかる場合にも、じっくり介助にはいって、介助方法を覚えることができます。(これを一般事業者が行うとすると、ものすごい人件費がかかります)。その中でも適性のある人がのこります。このようにして,多くの介助者候補の中からいい介助者を残す方法で介助態勢を組みたてている障害者がいます。

 ただし、大学生の介助は、2時間の制度で4時間の介助にはいってもらうなど善意に頼っているため、特定の障害者の生存を助けるために介助には入っても、ヘルパー研修は受けません。高学歴のため、卒業後ヘルパーになる人はいません。

 一方で、他とのつながりがない中途障害者などの中には、他の障害者と情報交換ができない、障害者団体ILPを受講していないなどで、介助方法を説明できない障害者がいます。このため、学生等介助者が未熟なままのため、外出介助ができない、電車に乗ったことがない、介助者がついているにもかかわらず、ほとんどの時間はベットから降りられない(移乗の介助をできない介助者がほとんど)という障害者もいます。

 昼間常勤で働いている社会人を、安い単価で泊まり介助にいれている障害者も多くいます。1泊2000〜4000円程度が多いようです。仮に泊まり介護だけでは週5日勤務でも月給6万円程度にしかならず、食べて行けません。このため、社会人や学生の「半分ボランティア」単価での介助を利用するしかありません。自治体によっては、1泊10時間を3〜4時間の単価で行うよう制度自体で決めている場合もあります。社会人介助者は昼は仕事、夜は介助で、研修受講のチャンスがありません。(そもそも時間数が足りないことによる問題)。

 

全身性障害者のCILなどの団体の事情

最重度の全身性障害者へ介助派遣する自立生活センターでは

 重度の1人暮しなどの全身性障害者が数人で立ち上げたCILでサービス提供している事例。

近畿の12時間保障の地域の例

 全身性障害者が2人でCILを作り、5人の全身性障害者の施設等からの自立支援を行い、介助サービスを行っている。24時間介助の必要な全身性障害者Bさんの介助は1日1交替で、週7交替。専従介助者は週2日(週48時間)労働が基本で月給14万円。24時間の半分の介護料しかないため、給与が低いので、介助者が定着しない。1〜2年でやめてしまう。求人誌を使って介助者を集める。常勤で月給14万円の求人で来るのは、18〜24歳などの若者で、介護の仕事の未経験者に限られる。有資格者はこの給与では来ない。

 研修はCILではあまり行わず、各障害者がゆっくり時間をかけて行う。3級ヘルパーの通信研修をCILで年1〜2回行っており、1年以内に介助者は3級を受講。市の登録ヘルパーが1年以内に3級を取ることを要件としているため3級研修をはじめた。

 

札幌の例

 求人誌を使って介助者を集めるが、1〜3級ヘルパー限定では、ほとんど応募がない。特に男性は全く応募がない。資格を問わずに集めれば、「未経験者可」の求人のため、面接が成り立つだけの応募は一応ある。

 有資格者のみに限定されると男性障害者が男性介助者を探せなくなってしまう。

東京など24時間介護保障ができている地域の事例

 CILでは、現在は10人の全身性障害者の施設等からの自立支援を行い、介助サービスを行っている。市から障害ヘルパーの委託を受けた。24時間介助の必要な全身性障害者Aさんの介助は昼夜2交替で、週14交替。例えば毎週同じ曜日は決まった専従介助者が入る。介助のローテーションは基本的に4ヶ月くらいは固定され、新しい障害者が自立した時にしか変わらない。長い介助者の場合5年ほど同じ障害者の介助にはいる。全身性障害者Aさんには週10人の専従介助者が介助にはいっている(週2回入る介助者が4人、週1回が6人)。専従介助者は、Aさん以外にも、ほかの全身性障害者の介助にも入り、だいたい週3回〜4回(1回10時間勤務が基本)、介助にはいっている。

 CILが介助者求人を行うのは、全身性障害者が新たに施設等から自立した時。求人誌ではヘルパー資格は問わずに求人を行う。24時間要介護の障害者が自立する場合、週3回(1回10時間が基本)働く、専従介助者を4〜5人雇用する。CILが求人誌「an」などに週3回で月給18万円程度で広告掲載し、50人ほどから電話があり、40人程度を面接する。2〜3級ヘルパー有資格者は平均5%程度。

 CILでは新人介助者を雇ったら、まずCILによる基本研修を1日行う。内容は自立生活支援の介助者に求められる理念教育が2時間程度、車いすの押し方、リフトの使い方など実技が3時間程度。そのあとは、各障害者にはじめて介助に入る時にコーディネーターが同行して介助のやり方のサポートを行う。同行時間は障害の重度具合によって2時間〜4時間程度。CILで2級ヘルパー研修(通信)を年1〜2回行っており、すべての介助者は1年以内に2級研修を受講する。       (当日レジメ抜粋は以上)

 

2003年にむけ、指定事業者を作る障害者団体向けに

3級ヘルパー通信研修を東京で行います 関係者限定 定員15人

対象者:CILや推進協会関係団体・介護保険広域協会のみ向け

・2003年障害ヘルパー事業や介護保険の指定申請に必要な人員(2.5人のうち2人)(受講料助成)

・CIL等の介護保険利用者に介護に入る方(CIL等に資金が入り運動が進む効果がでるケース)(受講料助成)

・自薦ヘルパーの条件に3級が必要な方などなど(受講料一部助成)

・全国の介護保険ヘルパー広域協会利用者の介助者

これ以外の方は補欠になり、上記の方が多くなったら、受講できません。柔軟に決めますので、相談下さい

日程予定

通信教育期間6/20〜7/13(自宅でレポートを8教科提出)5日ごとに2科目提出。

7月13日(土) 朝9:00〜夜まで 

  スクーリング CIL小平会議室 

(西武新宿線花小金井駅南1分)

7月14日(日) 朝9:00〜夜まで 

  スクーリング CIL小平会議室

7月15日(月) 朝10:00〜15:00 隣の田無駅近くのNPOのデイサービス見学実習

(7/15月曜のデイ見学定員は5人です。いっぱいになったら7/16火曜か7/18木曜にまわります。遠方の方は優先的に月か火にします。)

*7/15に実習報告書を出せば7/15日付で修了証が出ます

*宿泊は相部屋で良ければCILの自立体験室(2DKアパート)に1000円程度で泊まれます。各CIL体験室何ヶ所か借ります。

推進協会・広域協会ほか主催

指定が取れる6月上旬頃までは正式申込は受けられませんので、仮登録受付となります。

受講料は一部または全部助成します(広域利用者は条件あり)。

問合せ:自薦ヘルパー(パーソナルアシスタント制度)推進協会 団体支援部/広域協会

 通話料無料0037−80−4455

 FAX 0037−80−4446

 

全国で障害者・健常者の人材募集

 全国300ヶ所に障害者主体のホームヘルプ事業所を造る計画があり、団体代表者(障害者)や団体職員(障害者・健常者)になる人材を募集しています。

.特に強く募集する地域(研修会への参加交通費・宿泊費を助成します)

 秋田、山梨、徳島、高知、宮崎、佐賀、鹿児島の各県で団体に参加したい、または立ち上げたいという方を探しています。

.その他の都道府県

 上記1以外の都道府県の方も、各都道府県内で空白市町村があり同様に募集しています。(研修会には自費で参加できます。ただし条件によっては助成・貸出もできるので、お問い合わせください)。

 現在、事業者運営のためのノウハウ提供や研修システムを整備中です。年400時間程度の通信研修(一部宿泊研修)を予定しています。

 当会としましては、なるべく介助の長時間必要な障害当事者に参加していただけないかと考えています(それを支援する健常者スタッフも募集)。参加してみたい方は 0120−66−0009推進協会団体支援部まで御連絡下さい。

 

全身性障害者の職員募集中(専門職候補者)

全国障害者介護保障協議会では、全身性障害者の制度相談員(専門職)候補を募集します

選考期間 問合せは随時受付。

募集人数 1〜2名募集します   年  齢 20〜40歳

対象者 介護制度が毎日必要な全身性障害者(できれば、すでに単身生活されている方)

収  入 給与+年金+特別障害者手当+東京都の手当で月30万円以上。

住  宅 車いすで暮らせるアパートを用意します。普通1〜2日で見つかります。

     住宅改造の制度がありますので、改造は自由にできます。

介  護 長時間の介護制度がありますので、介護体制は安定しています。

労働時間 基本は週休2日。土日に全国的な障害者団体の行事や、集中講座などがある場合は出席します(代休あり)。1日6〜7時間勤務(障害に対応できるように時間数を決める)。

ご質問・お問合せはお気軽に 通話料無料0037−80−4445まで。 

自宅勤務職員も募集開始(週1日で可)

選考期間 問合せは随時受付。

募集人数 1名募集します   年  齢 20〜45歳

対象者 介護制度が毎日長時間必要な全身性障害者で東京で1人暮らししたい方

収  入 給与+年金+特別障害者手当+東京都の手当で月20万円〜25万円

住  宅 車いすで暮らせるアパートを用意します。普通1〜2日で見つかります。

     住宅改造の制度がありますので、改造は自由にできます。

介  護 24時間介護者を派遣します。

労働時間 会計事務等を週8時間程度(希望により増減可能)自宅で自由な時間で行う。     事務所に出るのは体調が良いときだけで不定期でかまいません。

ご質問・お問合せはお気軽に 通話料無料0037−80−4445まで。 

 

広告  ピア・カウンセリングという名の戦略

安積遊歩+野上温子編 A5版 全244ページ  1600円+送料

 市町村障害者生活支援事業でピアカンとILPが必須事業になったのは、全国に広がった、ピアカン・ILPの担い手の活動の実績と、それを厚生省に示して交渉した結果です。 自立生活運動を理解するためにぜひお読みください。

申込みは、発送係 TEL・FAX 0120−870−222へ

支援費制度の主管課長会議資料などは当会ホームページからリンクしています

www.kaigo.npo.gr.jp

 

2003年度からの障害ヘルパー指定事業の指定申請は今年7〜9月に都道府県で開始されます。まだNPO準備がまだの団体は急いでください

 2003年4月から始まる障害ヘルパー指定事業の申請は、今年7〜9月に都道府県で開始されます。この時期に早期に指定を受けないと、市町村がヘルパー利用障害者に配る事業者リスト(10〜1月ごろに配布されると予想されます)に入りません。2003年4月からどの事業者にヘルパーを依頼するか、市町村内の全てのヘルパー利用障害者はそのリストを見て2002年度内に決めることになっています。

 指定申請の時期までにNPO法人の用意が必要です。なお、「常勤換算2.5人」基準のヘルパーは2003年4月からの雇用予約(雇用契約書や住所、電話、介護福祉士証などを提出で申請可能)ができていれば、2002年7月時点で申請は可能です。その場合でも法人登記は終わっていないと申請できません。

(法人の不要な基準該当事業者は山間離島むけ制度ですので、市や町で採用されることはほとんどありませんし、市町村が基準該当を実施するかどうかの決定は2003年2月ごろにずれ込みますので、上記の事業者リストには間に合いません。)

 まだNPO法人を準備していない団体・個人は急いで法人設立の事務代行を推進協会団体支援部(フリーダイヤル0037-80-4455)にお申し込み下さい。NPO申請準備に1ヶ月、申請して認証・登記が終わるまでに4ヶ月半(合計5ヶ月半)かかります。10月に指定申請するには5月にはNPO申請が必要です。(現状の団体の下部団体としての新規NPO法人の設立を代行します)。

*最初は仲間内で、小さく開始する予定の団体は、リストに入る必要がありませんので、2月の指定申請で4月開始に間に合います。指定申請は都道府県で1年中受付します(介護保険指定も同じ)。2002年中に早めに指定を受けても事業を行えるのは2003年4月からです。

*介護保険利用者がいて、今すぐ利用したい、というような場合には、広域協会のNPOの支店名義を貸し出しします。支店登記ならば、1週間で法務局で完了します。全国で行えます。全体で3週間で介護保険事業開始可能です。市場開放型の市(前ページ参照)でしたら、同時に障害ヘルパーの委託も開始可能です。

 この場合でも、2003年からは自前のNPOに切り変えることが可能です。

介護労働助成金が改正されました。介助者1人あたり

90万円(75000円×12ヶ月)の定額助成にかわりました

 2月号では「3分の1助成になる」と書きましたが、訂正です。改正が厚生労働省の労働の局で検討されていましたが、「3分の1の案」は採用されず、「定額制」になりました。週30時間労働以上の介助者等が対象です。労働者1人あたり月7万5000円助成の定額制です。月15万円以下の月給の介助者なら助成率が今まで(月給の50%助成)より良くなります。

 例えば、24時間介護を要する障害者の施設からの1人暮し支援を行う際、最初は介護制度がなにもありません。介護制度は1年で交渉して作っていくとして、それまではこのような方法もあります。団体で4人の週30時間労働の介助者を月給10万7500円(時給870円)で雇い、生保の大臣承認介護料の月13万円と、助成金の7万5000円×4人分(30万円)で給与を払います。ただし助成金は4ヶ月遅れて入るので、120万円の借金が必要です。1年のうちに交渉して、介護型で毎日3時間のヘルパーが取れれば、2003年度から月30万円のお金になりますので、介助者の雇用は継続できます(広域協会など、指定事業を取る団体と連携する場合)。

 上記の計画なら昼間事務所でスタッフの介護を受ければ、365日24時間介助者がつくことが可能です。

常勤介助者6人雇用の場合540万円が公的に助成されます。

 介護労働助成金は、新規にNPO法人・有限会社などをつくり新規に介護サービスを行なう団体への公的助成金です(法人になる前の個人事業所でも申請可能)。推進協会団体支援部ではNPO法人を新たに作って申請する団体の申請書作成の代行を無料で行なっています。(事務代行にあたっては、広く最重度障害者への自立支援と介助サービスをきちんと行なう理念がある団体かどうか審査を行ないます)。

 自薦介助者を利用する予定の障害者1人+介助者1人でも団体として事業を始める計画を立てれば申請できます。(自腹や自薦登録ヘルパーや全身性障害者介護人派遣事業や生活保護の介護料などを使って週30時間以上働く介助者を確保する予定の方なら、確実に(100%)助成されます)。

法人格不要、事務所も不要(障害者の代表者の自宅で申請できます)、介護保険事業者「以外」も対象(障害ヘルパーや自費による介助サービスも対象)です。

制度の概要

 2000年4月からの介護保険の開始に会わせ、介護福祉産業がのびるとみた労働省が、介護分野で、(悪い労働環境の登録ヘルパーなどではなく、)良い労働環境での常勤雇用を増やすことを目的に作った助成金です。これは、「介護を普通の仕事にしていく」という私たち重度障害者介護保障運動の理念と一致します。この助成金は政府の不況対策の施策です。民間財団の助成等とは違いますので、実態があって書類を正しく出せば、100%助成決定となります。ハズレはありません。(介護保険事業以外も助成対象)

助成額

1人〜6人までの介助者(週30時間以上勤務)が雇用されれば、1人あたり90万円助成されます(助成金が入るのは6ヶ月ごとに年2回、最初の入金は事業開始9ヶ月ほどあとから。このため、推進協会で先に立替貸付をすることも可能です)。助成金は何に使ってもかまいません。障害者が数人集まって、常勤介助者6人雇用する計画で申請した場合、540万円の助成が受けられます。

申請事務代行

 在宅障害者向け介助サービスを行う事業者向けの申請の書類の雛型など、全手続の書類や事業者設立の関係全書類を用意しました。助成を受けたい方には、完全に助成を受けられるまでの書類の代筆やコンサルティングサービスを提供できます。

 注意 ほかの企業などで昼間常勤で働いていて、夜介助に入っているというような方は対象になりません。あくまで介助をメインの職業にする方が対象です。

*助成金の計画認定をとる前に介助者を雇い入れる(雇用保険に入れる)と助成が受けられなくなります。他にもいろいろ注意点があり独自で助成を取るのは困難ですが、当会事務代行を利用すれば確実に助成金受給が可能です。

まずは以下にお問合せ下さい。必ず助成されるまでのサービスを提供します。綿密なサービスによりどなたでも可能です。*当会の支援で、すでに多くの任意団体やNPO法人が助成を受けています。NPO申請代行と介護保険指定代行とのセットでの代行がお薦めです。

自薦ヘルパー推進協会 団体支援部 

0037−80−4455(通話料無料)

10〜22時。(東京都内からは0120−66−0009)

非自発的失業者の雇用で70万円助成

 非自発的失業者(会社倒産や首切りで自分の意思でなく失業した者)で30歳以上の者を雇い入れた場合は、70万円の助成が受けられます。 

 すでに当会で利用実績がありますので、書類等は代行で作成できます。

労働金庫がNPOに融資

 労働金庫はNPOに融資を行っています。無担保の場合500万円です。

 すでに当会関係の東京のCILで利用実績がありますので、書類等は代行で作成できます。介護保険や委託の収入が始まってから申しこめます。

生活福祉資金制度の生業費の貸し付け(社協取扱)

 まず、自営業として立ち上げすれば、生活福祉資金の生業費を借りることができます。共同経営や法人は対象外です。実績はいりません(事業計画提出)ので、立ち上げ前に借りるときに使えます。くわしくは相談下さい。

 

NPO法人の申請と介護保険のヘルパー事業者指定の申請などを代行します(障害者個人や障害者主体の団体限定)

 NPO自体は予算0、有給職員0でも申請できます。早めの申請がおすすめです。

 介護保険ヘルパー事業者の指定は、管理者1人(障害者で可)と常勤換算2.5人以上のヘルパー(主任ヘルパーは介護福祉士・看護婦・1級ヘルパー・2級ヘルパー(3年の介護経験必要))がいれば、後は特に問われません。事務所は自宅などや他団体と同居の事務者でもかまいません。

申込みは推進協会団体支援部「事務代行センター」(協力:介護保障協議会)

0037−80−4455 へ 10時〜22時

(東京都内からは0120−66−0009)  

FAX 0424−67−8108 

187−0003東京都小平市花小金井南町1−26−30−1F 

 

介護保険ヘルパー指定事業者のさまざまな業務や国保連への請求事務を代行します

必ず助成される色々な公的助成金申請も代行します

このほか、以下の事務を代行(または代筆・アドバイス)します。

・介護保険ホームヘルプ事務全般、介護保険請求事務(介護保険利用者1人で、月平均20万円が事務局に入ります。利用者3人で年720万円程度が入ります)

・介護労働助成金(週30時間以上のヘルパー6人の初年度1年間で1人あたり90万円が助成される。6人で約540万円助成される)

・障害者雇用助成金(職場介助者や事務所家賃助成、障害者のアパート助成など)

・雇用保険、労災、就業規則ほか労務・総務・・・作成代行や見本の提供・アドバイス

・所得税の源泉徴収や団体の税金のアドバイス。

(これらはすでに東京の団体で行っている事務ですので、実際の現場経験に即した具体的なアドバイスを行えます)

2003年にむけ、介助サービスをはじめるには・・・

 介護保障運動を目指した十分な介助サービスを行うには、団体に障害者・健常者とも常勤職員をそろえることが不可欠です。最重度障害者への介助サービスをめざすには、まずは収入になる介護保険利用者へも介助サービスを行い基盤を整備する方法が現状では1番です。また、介護保険指定を取れば、障害ヘルパー委託も受けられる市が増えてきています。その場合はすでに2003年と同じ環境で事業開始できます。

すぐにはじめたい場合3週間で可能・・・すでに介護保険利用者がいる場合、東京のNPO法人広域協会の支店登記を四国で1週間で行って、介護保険指定を14日で行い、介護保険事業を開始した団体もあります(東京で事務代行)。障害ヘルパー委託市場開放の市(介護保険事業者なら障害ヘルパー委託も自由に行える市)なら障害ヘルパーの委託もすぐに受けられます。2003年4月から自前のNPOに切り替え可能です。

月日の例

 2003年までの流れの例

6月

NPO法人申請準備

(1ヶ月)

介護労働助成金

申請(5月)

団体内で会議

7月〜10月

NPO法人申請

(認証まで4ヶ月)

7月雇用保険等の手続

介護保険利用者の開拓や

利用者=運営者として参加する難病者と連携など

11月中旬

NPO法人登記

(半月)

11月までに介護保険指定の基準の2.5人を確保(11月からの勤務でよいが雇用契約書は10月に作る)

11月〜

12月

介護保険の指定申請

(指定まで半月〜1ヶ月) 

2003年からの障害ヘルパーも指定申請する

2002年7月〜9月ごろ 障害ヘルパーの指定手続も始まるので申請

12月

12/1日介護保険指定事業者になる。

介護保険事務開始

障害者雇用助成金申請

資金を東京の推進協会などから借りる

1月1日〜10日

介護保険請求事務

1月20日ごろ介助者へ12月分給与支払い

10〜3月

障害ヘルパーの指定事業者リストがヘルパー利用の障害者に配られる。

1月

最初の介護保険収入

12月分は2月25日振込入金

2003年4月

障害ヘルパーの指定事業スタート

 

国際障害者シンポジウムの御案内

アジア9ヶ国の障害者と語り、ネットワークを作ろう!

「アジア太平洋障害者の十年最終年記念」プレイベント

趣旨:

世界のグローバル化が叫ばれる今日、アジアの一員として日本の役割が問われています。日本は政府のODA(政府開発援助)だけでなく、NPO草の根レベル支援も各方面で行っています。

障害者フィールドも例外ではありません。しかし、アジア太平洋諸国における障害者の現状は、未だ大変な状況にあります。大きな理由の一つは、“情報”の不足だと言えるでしょう。“情報”、特にロールモデルとしての当事者から得る情報は、障害者自身をエンパワーするためにとても大切です。障害当事者と周りの人々の意識改革なくして、社会変革はありません。それを進めるには、当事者とサポーター双方の理解と協力なしでは実現しないでしょう。

そこで、当シンポジウムでは以下の目的を持ち、当事国の若いリーダーと話し合い情報交換することで、これからの海外支援やそれぞれの国における障害者運動のあり方を考えていきます。

目的:

  1. アジア太平洋諸国における障害当事者のニーズについて理解を深めます。
  2. エンパワーメントの重要性を確認し、それを障害者運動に活かす方法を考えます。
  3. 日本とアジア太平洋諸国の障害者のネットワークを構築し、支援のあり方を考えます。

日程:6月22日(土) シンポジウム=10:00〜16:30 交流会=17:30〜19:30

会場:戸山サンライズ(東京都新宿区戸山1-22-1)

   地下鉄大江戸線若松河田駅徒歩9分

主催:国際障害者シンポジウム実行委員会(ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業第3期生)日本障害者リハビリテーション協会

協賛:広げよう愛の輪運動基金

後援(依頼中):アジア太平洋障害者の十年最終年記念フォーラム組織委員会/DPI日本会議/全日本ろうあ連盟/全国自立生活センター協議会/アジア・ディスアビリティ・インスティテート

定員:150名(先着順)

参加費:シンポジウム=1,000円(資料代、介助者無料)、交流会=2,500円(介助者有料)

通訳:使用言語は日本語と日本手話ですので、手話通訳のみです。(スピーカーは日本語で話します。)

プログラム:

時間

プログラム

内容/スピーカー

10:00〜

10:30

オープニングセレモニー

司会:シャフィク・ウル・ラフマン

祝辞:検討中

10:30〜

12:00

シンポジウム

テーマ:私たちの挑戦 −すべての人の社会を目指して−

シンポジスト:

 @パク・チャノ(大韓民国)   「韓国の障害者運動」

 @チュチュ・サイダ(インドネシア共和国)

   「インドネシアの障害児教育」

 @へマンタ・クマーラ(スリランカ民主社会主義共和国)

   「スリランカの視覚障害者教育事情」

 @カッカ・ロケシュ(ネパール王国) 「ネパールの地域活動」

コーディネーター:樋口恵子

12:00〜

13:15

昼食

 

13:15〜

15:15

グループ・ディスカッション

テーマ

グループリーダー

教育

チュチュ・サイダ(インドネシア共和国)

ヘマンタ・クマーラ(スリランカ民主社会主義共和国)

大島智美(龍の子学園)

障害者運動

パク・チャノ(大韓民国)

アマルタフシン・バザール(モンゴル国)

メロディ・エスパニョール(フィリピン共和国)

尾上浩二(DPI日本会議)

啓発活動

シャフィク・ウル・ラフマン(パキスタン・イスラム共和国)

プスパナサン・ヴェラサミー(マレーシア)

カッカ・ロケシュ(ネパール王国)

廉田俊二(車いす全国市民集会実行委員会)

15:15〜

15:30

休憩

 

15:30〜

16:30

まとめ

各グループからのまとめ

大会宣言

17:30〜

19:30

レセプション

司会:メロディ・エスパニョール

申込方法:申込用紙にご記入の上、6月10日(月)までに事務局宛、お申し込みください。

 事務局 国際障害者シンポジウム実行委員会(担当:研修課)

     財団法人日本障害者リハビリテーション協会 国際部研修課気付

     〒162-0052東京都新宿区戸山1-22-1

     電話:03-5273-0601  FAX:03-5273-1523 Email:invitation@dinf.ne.jp

海外からのシンポジスト・グループリーダープロフィール

氏名:アマルタフシン・バザール(愛称:あまら)

出身国:モンゴル国    障害:ろう

プロフィール:モンゴルでは聴覚障害者にコンピューターを教え、雇用につなげる支援をしている。妻と子どもを国に残してきているが、寂しさを飲み込んで研修に励んでいる。

氏名:パク・チャノ(愛称:ちゃの)

出身国:大韓民国    障害:脊髄損傷

プロフィール:韓国で最も大きな障害者組織である正立会館で、自立生活部門のリーダーとして働いている。日本でピア・カウンセラーとしての腕を磨き、母国の障害者の自立を支援しようと燃えている。

氏名:チュチュ・サイダ(愛称:ちゅちゅ)

出身国:インドネシア共和国    障害:両足奇形

プロフィール:学生の街、バンドゥーンに住み、そこでたった一つの養護学校で子どもたちを教えている。養護学校で特殊教育を、そして親を元気付けるためにアサーティブ・トレーニングの方法などを研修している。

氏名:アッタナヤケ・ヘマンタ・クマーラ(愛称:くまーら)

出身国:スリランカ民主社会主義共和国    障害:全盲

プロフィール:地元の盲ろう学校で音楽や英語を教えている彼は音感に優れており、フルートやピアノ演奏がうまい。日本語の上達が早く、今ではジョークばかり飛ばしている。

 

氏名:カッカ・ロケシュ(愛称:ろけしゅ)

出身国:ネパール王国    障害:ろう

プロフィール:ネパールのポカラのろう連では、若手のリーダーとして期待されている。全日本ろうあ連盟で研修を続けており、組織運営やサービスだけでなく帰国後のネットワーク作りも進めている。

氏名:メロディ・エスパニョール(愛称:めろでぃ)

出身国:フィリピン共和国    障害:ポリオ

プロフィール:マニラから車で5時間ほど行った地域のCBRで活躍している彼女は、訪問教育や当事者運動に興味を持っている。日本では自立生活センターで、権利擁護を中心に研修を続けている。

氏名:プスパナサン・アル・ヴェラサミー(愛称:なでぃん)

出身国:マレーシア    障害:ポリオ

プロフィール:障害者スポーツを通して障害者の社会統合を目指している彼は、マレーシアで仕事を持ちながらその活動を続けている。どこに行っても友達を作り、楽しく熱心に研修を続けている。

氏名:ムハマド・シャフィク・ウル・ラフマン(愛称:しゃふぃく)

出身国:パキスタン・イスラム共和国  障害:ポリオ

プロフィール:若いながらも障害者運動の経験は長く、パキスタンの障害者解放のために生涯をかけるという強い意志を持っている。日本で自立生活運動に目覚め、パキスタン初の自立生活センター設立を目指している。

日本からの

リーダー プロフィール

・大島智美:龍の子学園小低部スタッフ

 ろう児教育のエキスパート。

・尾上浩二:DPI日本会議事務局次長

 学生時代より障害者運動に関わっており、その知識と技術はピカイチ。

・廉田俊二:車いす全国市民集会実行委員長

 楽しんで生きる方法を心得ており、それを啓発活動にうまく使い多くの人を巻き込んで活動。

・樋口恵子:自立生活センター・スタジオIL文京代表

 ピア・カウンセリングの大家で、若いリーダーを育てることが得意。

 

 

 

(下記の資料集1〜6巻は介護保障協議会・介護制度相談センターの会員・定期購読者は3割引サービス)

Howto介護保障 別冊資料   

1巻 自薦登録方式のホームヘルプサービス事業

325ページ 1冊2600円(+送料)   2000年10月発行改定第5版

第1章 全国各地の自薦登録ヘルパー

全国の一覧表・熊本市・東久留米市・保谷市・大阪府茨木市・四国の松山市と高松市・千葉県・埼玉県・大阪府の通知・兵庫県尼崎市・札幌市・浦和市・千葉県柏市と市川市

第2章 あなたの市町村で自薦登録の方式を始める方法

自薦登録ヘルパー方式のすすめ・自薦方式に変えていく方法 その1・その2(改訂版)・介護人派遣事業と自薦登録ヘルパーの違い・研修を解決する方法

第3章 海外の介護制度 パーソナルヘルパー方式

デンマークオーフスの制度・スウェーデンの制度・エーバルト・クロー氏講演記録

第4章 ヘルパー制度 その他いろいろ

費用の保障で人の保障が可能・福岡県の状況・市役所のしくみ・厚生省の情報

資料1 自治体資料

東京都世田谷区の推薦登録ヘルパー料

資料2 厚生省の指示文書・要綱

6年度・8年度・9年度・10・13年度厚生省主管課長会議資料(自薦登録ヘルパーについて書かれた指示文書)・厚生省ホームヘルプ事業運営の手引き・厚生省ホームヘルプサービス事業の要綱255号・260号・ヘルパー研修の要綱・97年度の通知・ホームヘルプサービス事業実務問答集・ホームヘヘルプ個別援助計画・ホームヘルプ補助金要綱

Howto介護保障 別冊資料 

2巻 全国各地の全身性障害者介護人派遣事業

250ページ 1冊2200円(+送料)  2001年8月発行改定第5版 

 全国の介護人派遣事業一覧表(最新版)・全国各地の全介護人派遣事業の最新情報と要綱や交渉経過など資料が満載。以下の全自治体の資料があります。

1静岡市・2東京都・3大阪市・4神奈川県・5熊本市・6兵庫県 西宮市・7宝塚市・8姫路市・9尼崎市・10神戸市・11岡山市・12宮城県と仙台市・13滋賀県・14新潟市・15広島市・16札幌市・17埼玉県・18来年度開始の4市・19フィンランドの介護制度資料・20東京都の新制度特集・21千葉県市川市・22兵庫県高砂市・23静岡県清水市・24大津市+99〜2000年度実施の市

 ほかに、介護者の雇い方・介護人派遣事業を使って介護派遣サービスを行う・介護者とのトラブル解決法・厚生省の情報 などなど情報満載  全250ページ

Howto介護保障 別冊資料 

3巻 全国各地のガイドヘルパー事業

129ページ 1冊1200円(+送料)  2000年10月発行改定第4版 

 全身性障害者のガイドヘルパー制度は現在3300市町村の1割程度の市町村で実施されています。このうち、特に利用可能時間数の多い(月120時間以上)数市についての解説を掲載。また、これから制度を作る市町村が要綱を作る場合の参考になる要綱事例などを掲載。厚生省の指示文書も掲載。 交渉の要望書セット(ガイドヘルパー用)も掲載

(下記の資料集1〜6巻は介護保障協議会・介護制度相談センターの会員・定期購読者は表記の3割引サービス)

Howto介護保障 別冊資料 

4巻 生活保護と住宅改造・福祉機器の制度

170ページ 1冊2000円(+送料)  2001年8月発行 

 生活保護、生活福祉資金、日常生活用具などを紹介。このうち、生活保護内の制度では、介護料大臣承認・全国の家賃補助・敷金等・住宅改造・高額福祉機器・移送費・家財道具の補助・家の修理費、の制度を詳しく紹介。各制度の厚生省通知も掲載。

 生活福祉資金を使った住宅改造や高額福祉機器の購入には、この本の該当の章を丸ごとコピーして保護課に持っていってください。

Howto介護保障 別冊資料 

5巻 障害当事者団体の財源の制度

134ページ 1冊1400円(+送料)   好評発売中 

<この5巻のみ、障害者主体の団体・障害者本人のみに限定発売とします>

 全国で使える労働省の障害者雇用促進制度助成金の詳細・ホームヘルプ事業の委託を受ける・市町村障害者生活支援事業の委託を受ける・障害低料第3種郵便の方法・資料(NPO法・介護保険の指定・重度障害者を自立させるマニュアル)など。

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全国自立生活センター協議会(JIL)関連の書籍を取り扱っております

ピアカウンセリングってなーに?

これはお勧め! 読みやすい構成で、ピアカウンセリングがわかります。これからの障害者団体の運営・障害者の役員同士の意思疎通、利用者への相談技術にはピアカンの技術が必須です。

1200円

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介助サービスマニュアルpart2

障害者団体、自立生活センターが介助サービスを行うための指南集。自薦登録ヘルパーや全身性障害者介護人派遣事業を利用中の方も介護者への指示の出し方の基本理念が学べます。

1000円

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日米障害者自立生活セミナー報告集

全米自立生活センター協議会事務局長や研究者とのシンポジウムなどの記録集。

送料のみ

エンジョイ自立生活

樋口恵子著(出版本)

読みやすい本です

1575円

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自立生活プログラムマニュアル入門

自立生活プログラム(ILP)受講経験のある方むけ(まだ受講していない方はまず受講を)

800円

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自立生活プログラム実践マニュアル

ILP受講経験のある方むけ

ILPリーダーを目指している方に

800円

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月刊 全国障害者介護制度情報 定期購読のご案内定期購読 月250円

全国障害者介護保障協議会/障害者自立生活・介護制度相談センターでは、

「月刊 全国障害者介護制度情報」を毎月発行しています。

 1.3.5.7.9.11月は(40〜52ページ)

 2.4.6.8.10.12月は(20〜32ページ)(このほかに広報版はJIL発行「自立情報発信基地」の中のコーナーとしてお送りする月もあります)

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