吸引の従来の通知を残す旨の通知について(解説)

 

 法改正による新しい吸引と経管栄養の仕組みが4月から始まっていますが、新しい研修などの体制が整わないため、障害者団体の要望により、利用者が困らないように古い吸引の通知も同時進行で残されています。(古い通知を厚労省医事課は違法性阻却にもとづく通知と言っています)。この古い通知も今も使えるということをよく理解していない自治体もあるため、障害者の側で把握して、間違いを言う自治体には指摘をする必要があります。

 

 

厚労省障害福祉課専門官の高木さんに聞きました。

 

自前で特定の者の研修事業を実施することのできないヘルパー事業所があり、県が年に3回しか特定の者の9時間研修を行わない事例。

県の研修のない時期に、新たにヘルパーが吸引の介護に入る必要ができた場合、県の研修が開催されるまでの間は、従来の通知に基づ
くやり方で吸引介護に入っていいのでしょうか?

 

可能。出した通知は、まさにそのような時のための通知です。

 

 

今後も、旧通知(同意書の方式)にもとづく吸引等の介護は残ります(ずっと廃止されません)。新規にヘルパーを使い始める利用者や、介護時間が今までより多く必要になった利用者、ヘルパーが急にやめてしまった利用者などは、新しい9時間研修をヘルパーが受講するまでの間は、旧通知での対応になります。

 

 

具体的には、厚労省より通知「介護職員等の実施する喀痰吸引等の取り扱いについて(医政発0329第14号・老発0329第7号・社援発0329第19号)」が出ています。(次ページからに全文)

この通知では、従来の4つの通知では吸引等を行うことを「やむを得ないと考えられる条件」について示してきた、としており、新しい法律による制度が始まったあとも、「改正法に基づかない介護職員等の喀痰吸引等がやむを得ないものかどうかは個別具体的に判断されることになるが、その際、喀痰吸引等は改正法に基づいて実施されるべきであることも勘案された上で判断されることになると考えられること 」

とされています。つまり、新制度のもとでも、新しい制度の9時間研修が受講できる距離でいつでも必要なときに実施されていないなどの理由でヘルパーが受講できないが、すぐに吸引を含む介護に入らないと利用者が困る、などのやむを得ない場合には、従来の通知の方法によるヘルパーによる吸引が使えます。(もちろん、9時間研修が受講できるチャンスがやってきたら、研修日に他のヘルパーと介護の交代の調整などが可能ならば、研修を受けなければいけません)。

また、ヘルパーが所属するヘルパー事業所がまだ登録書類の提出が終わっていないケースもあるでしょう。このような場合も、従来の通知で対応可能です。

もし、自治体が新制度による研修受講が終わってないことなどを理由にヘルパーの支給決定をしなかったり、事業所に吸引等を伴う介護を禁止するようなことがあれば、厚労省(03-5253-1111)障害福祉課に連絡してください。

 

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2016年加筆解説:平成24年の法改正後、同意書で吸引できるとした旧通知が廃止されていると勘違いした都道府県が数か所あり、障害者が(新法の3号研修会がなかなか開催されず、新規のヘルパーが吸引できないなど)大変困っていました。そのつど、各県の障害者から当会に相談があり、厚労省障害福祉課障害福祉専門官から各県担当課に電話してもらい、県が勘違いに気づき、訂正しました。国の法改正の趣旨は、利用者が改正で困らないようにすることです。新規ヘルパーでも吸引できる医者や看護師などに自由に(新法の制度や仕組みと無関係です)教えてもらい、障害者がヘルパー個人と同意書を交わせば、すぐに吸引は可能です)

 

 

 

ただし、経管栄養については、在宅の障害者を対象とした従来の通知がない(養護学校向け通知と老人ホーム向け通知しかない)ので、改正法の新制度で実施される必要があります。もっとも、今までもヘルパーによる在宅障害者に対する経管栄養も建前では違法でしたが、国の検討会の委員のALSの橋本操さんも会議中にヘルパーに経管栄養を実施してもらうなど、その実態が全国にあることは、国や与野党議員や医師会や看護協会の検討会委員を含め関係団体に広く知られていました。これを踏まえて、厚労省医事課も、「違法と聞かれればそうとしか答えようがないが、裁判所は問題にしないと思う」と言っていました。厚労省障害福祉課長も「経管栄養をヘルパーがやっていることを理由にヘルパーの支給決定が取り消されるようなことがあったら、すぐに厚労省障害福祉課に電話ください。すぐに自治体にそういうことをしないように説明します」と言っていました。

つまり、在宅でヘルパーによって経管栄養が実施されていることは、建前は違法だけれども、警察が動くようなことではありませんでした。この状態は、今後も変わらないと思われます。

 

 

 

 

 

今後も廃止されずに残されることになった旧通知

ALS向け=平成15年 は省略。

その他全障害むけ=平成17年のものだけ掲載します。

 

 

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各都道府県知事 殿

厚生労働省医政局長

 

在宅におけるALS以外の療養患者・障害者に対するたんの吸引の取扱いについて

 

 

我が国では、疾病構造の変化や医療技術の進歩を背景に、医療機関内だけでなく、家庭、教育、福祉の場においても医療・看護を必要とする人々が急速に加速しており、特に、在宅で人工呼吸器を使用する者等の増加により、在宅でたんの吸引を必要とするものが増加している。

このような中で、在宅のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のたんの吸引については、すでに「看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会」(以下「ALS分科会」という。)の報告書を踏まえた「ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の在宅療養の支援について」(平成15年7月17日付け医政発第0717001号厚生労働省医政局長通知)によりALS患者の在宅療養の現状にかんがみれば、在宅ALS患者に対する家族以外のものによるたんの吸引の実施については、一定の条件の基では、当面のやむを得ない措置として許容されるとの考えを示したところである。

ALS分科会では在宅のALS患者について検討されたが、この度、「在宅及び養護学校における日常的な医療の医学的・法律学的整理に関する研究(平成16年度厚生労働科学研究費補助事業)」(座長:樋口範雄東京大学教授、主任研究者:島崎謙治国立社会保障・人口問題研究副所長)において、ALS以外の在宅の療養患者・障害者(以下「患者・障害者」という。)に対するたんの吸引について医学的・法律学的な観点からの検討が行われ、このほど報告書「在宅におけるALS以外の療養患者・障害者に対するたんの吸引の取扱いに関する取りまとめ」(平成17年3月10日)(概要は別添を参照)が取りまとめられた。

同報告書では、たんの吸引は医行為であるとの前提に立ち、専門的排たん法を実施できる訪問看護を積極的に活用すべきであるが、ALS患者の場合と同様に、たんの吸引を行っている家族の負担を緊急に軽減する必要等があること、また、ALS患者に対して認められている措置が、同様の状態にある者に合理的な根拠もなく認められないとすれば、法の下の平等に反することから、ALS患者に対するたんの吸引を容認する場合と同様の条件の下で、家族以外の者がたんの吸引を実施することは、当面のやむを得ない措置として容認されるものと整理されている。

同報告書で取りまとめられたとおり、患者・障害者のたんを効果的に吸引でき、患者の苦痛を最小限にし、吸引回数を減らすことができる専門的排たん法を実施できる訪問看護を積極的に活用すべきであるが、頻繁に行う必要のあるたんの吸引のすべてを訪問看護で対応していくことは現状では困難であり、24時間休みのない家族の負担を軽減することが緊急に求められていることから、ALS患者に対するたんの吸引を容認するのと同様の下記の条件の下で、家族以外の者がたんの吸引を実施することは、当面のやむを得ない措置として許容されるものと考える。

貴職におかれては、同報告書の趣旨を御了知の上、関係部局間の連携を密にし、管内の市町村(特別区を含む。)、関係機関、関係団体等に周知するとともに、たんの吸引を必要とする者に対する療養環境の整備や相談支援等について御協力願いたい。

なお、今回の措置の取扱いについては、ALS患者に対する措置の見直しと同時期に、その実施状況や療養環境の整備状況等について把握した上で見直される必要があることを申し添える。

 

 

1 療養環境の管理

        入院先の医師は、患者・障害者の病状等を把握し、退院が可能かどうかについて総合的に判断を行う。

        入院先の医師及び看護職員は、患者・障害者が入院から在宅に移行する前に、当該患者・障害者について、家族や患者・障害者のかかりつけ医、看護職員、保健所の保健師等、家族以外の者等患者・障害者の在宅療養に関わる者の役割や連携体制などの状況を把握・確認する。

        入院先の医師は、患者や家族に対して、在宅に移行することについて、事前に説明を適切に行い、患者・障害者の理解を得る。

        入院先の医師や在宅患者のかかりつけ医及び看護職員は、患者・障害者の在宅への移行に備え、医療機器・衛生材料等必要な準備を関係者の連携の下に行う。医療機器・衛生材料等については、患者・障害者の状態に合わせ、必要かつ十分に提供されることが必要である。

        家族、入院先の医師、在宅患者のかかりつけ医、看護職員、保健所の保健師等、家族以外の者等患者の在宅療養に関わるものは、患者・障害者が在宅に移行した後も、相互に密接な連携を確保する。

2 患者・障害者の適切な医学的管理

        入院先の医師や患者・障害者のかかりつけ医及び訪問看護職員は、当該患者について、定期的な診療や訪問看護を行い、適切な医学的管理を行う。

3 家族以外の者に対する教育

        入院先の医師や患者・障害者のかかりつけ医及び訪問看護職員は、家族以外の者に対して、疾患、障害やたんの吸引に関する必要な知識を習得させるとともに、当該患者・障害者についてのたんの吸引方法についての指導も行う。

4 患者・障害者との関係

       患者・障害者は、必要な知識及びたんの吸引の方法を習得した家族以外の者に対してたんの吸引について依頼するとともに、当該家族以外の者が自己のたんの吸引を実施することについて、文書により同意する。なお、この際、患者・障害者の自由意志に基づいて同意がなされるよう配慮が必要である。

5 医師及び看護職員との連携による適正なたんの吸引の実施

       適切な医学的管理の下で、当該患者・障害者に対して適切な診療や訪問看護体制がとられていることを原則とし、当該家族以外の者は、入院先の医師や在宅患者のかかりつけ医及び訪問看護職員の指導の下で、家族、入院先の医師、患者・障害者のかかりつけ医及び訪問看護との間において、同行訪問や連絡・相談・報告などを通じて連携を密にして、適正なたんの吸引を実施する。

       この場合において、気管カニューレ下端より肺側の気管内吸引については、迷走神経そうを刺激することにより、呼吸停止や心停止を引き起こす可能性があるなど、危険性が高いことから、家族以外の者が行うたんの吸引の範囲は、口鼻腔内吸引及び気管カニューレ内部までの気管内吸引を限度とする。特に、人工呼吸器を装着している場合には、気管カニューレ内部までの気管内吸引を行う間、人工呼吸器を外す必要があるため、安全かつ適切な取扱いが必要である。

       入院先の医師や在宅患者のかかりつけ医及び訪問看護職員は、定期的に、当該家族以外の者がたんの吸引を適正に行うことができていることを確認する。

6 緊急時の連絡・支援体制の確保

       家族、入院先の医師、在宅患者のかかりつけ医、訪問看護職員、保健所の保健師等及び家族以外の者等の間で、緊急時の連絡・支援体制を確保する。

 

 

在宅におけるALS以外の療養患者・障害に対するたんの吸引の取扱いに関する取りまとめ(概要)

平成17年3月10日

在宅及び養護学校における日常的な医療の医学的・法律学的整理に関する研究

1 報告書の目的

       「在宅及び養護学校における日常的な医療の医学的・法律学的整理に関する研究(平成16年度厚生労働科学研究費補助事業)」(座長:樋口範雄東京大学教授、主任研究者:島崎謙治国立社会保障・人口問題研究副所長)の一環として、ALS以外の在宅療養患者・障害者に対する家族以外の者によるたんの吸引の取扱いについて、医学的及び法律学的な観点からの検討を行ったもの。盲・聾・養護学校におけるたんの吸引等の医学的・法律学的整理に関しては、すでに平成16年9月17日に取りまとめを公表した。
※ 在宅のALS患者に対する家族以外の者によるたんの吸引に関しては、「看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会」(ALS分科会)が、患者及びその家族の負担の軽減のため、一定の条件の下では、家族以外の者がたんの吸引をすることもやむを得ないとする報告書を一昨年6月取りまとめている。

2 報告書の要旨

       本報告書は、たんの吸引は医行為であるとの前提に立つ。また、専門的排たん法を実施できる訪問看護を積極的に活用すべきである。

       しかしながら、ALS患者の場合と同様、たんの吸引を行っている家族の負担を緊急に軽減する必要があること、また、ALS患者に対して認められている措置が、同様の状態にある者に合理的な根拠もなく認められないとすれば、法の下の平等に反することから、たんの吸引が必要な在宅のALS患者と同様の状況の者に対して、同様の考え方の整理を行い、同様の条件(別紙参照)の下で、家族以外の者がたんの吸引を実施することは、当面のやむを得ない措置として容認されるものとした。

       この措置の対象は、病状又は障害が在宅生活が可能な程度に安定しており、医学的管理下にある者であって、嚥下機能及び呼吸機能の悪化等により自力で排痰することが困難な状況が持続し、長期間にわたってたんの吸引が必要な者とすることが適当である。

       今回の措置は、ALS患者に対する措置と同様、当面のやむを得ない措置であり、ALS患者に対する措置の見直しと同時期に見直される必要がある。

       たんの吸引が必要である者に対する療養環境の整備については、未だ不十分であるとの指摘もあり、訪問看護の充実、在宅療養に円滑に移行するための十分な退院整備、ケアマネージメントの充実、在宅療養にたんの自動吸引装置の開発など、各施策を適切に推進、充実させていく必要がある。また、ALS以外の患者・障害については、その状態像が多様であることから、地域で関わるさまざまな機関が連携して相談支援に当たることが必要である。

       厚生労働省においては、本研究の報告内容を踏まえた対応策を早急に周知することが望ましい。また、ALS以外でたんの吸引を必要とする患者・障害者の療養実態の把握に努め、その状況を断続的に点検していくことが望ましい。

 

 

 

(別紙)

       以下は、家族以外の者が在宅の患者・障害者(以下、単に「患者・障害者」という。)に対してたんの吸引を行う場合の条件を示したものである。

@)療養環境の管理

       入院先の医師は、患者・障害者の病状を把握し、退院が可能かどうかについて総合的に判断を行う。

       入院先の医師及び看護職員は、患者・障害者が入院から在宅に移行する前に、当該患者・障害者について、家族や患者・障害者のかかりつけ医、看護職員、保健所の保健師等、家族以外の者等患者・障害者の在宅療養に関わる者の役割や連携体制などの状況を把握・確認する。

       入院先の医師は、患者や家族に対して、在宅に移行することについて、事前に説明を適切に行い、患者・障害者の理解を得る。

       入院先の医師や在宅患者のかかりつけ医及び看護職員は、患者・障害者の在宅への移行に備え、医療機器・衛生材料等必要な準備を関係者の連携の下に行う。医療機器・衛生材料等については、患者・障害者の状態に合わせ、必要かつ十分に患者に提供されることが必要である。

       家族、入院先の医師、在宅患者のかかりつけ医、看護職員、保健所の保健師等、家族以外の者等患者の在宅療養に関わる者は、患者・障害者が在宅に移行した後も、相互に密接な連携を確保する。

A)患者・障害者の適切な医学的管理

       入院先の医師や患者・障害者のかかりつけ医及び訪問看護職員は、当該患者について、定期的な診療や訪問看護を行い、適切な医学的管理を行う。

B)家族以外の者に対する教育

       入院先の医師や患者・障害者のかかりつけ医及び訪問看護職員は、家族以外の者に対して、疾患、障害やたんの吸引に関する必要な知識を習得させるとともに、当該患者・障害者についてのたんの吸引方法についての指導を行う。

C)患者・障害者との関係

       患者・障害者は、必要な知識及びたんの吸引の方法を習得した家族以外の者に対してたんの吸引について依頼するとともに、当該家族以外の者が自己のたんの吸引を実施することについて、文書により同意する。なお、この際、患者・障害者の自由意志に基づいて同意がなされるよう配慮が必要である。

D)医師及び看護職員との連携による適正なたんの吸引の実施

       適切な医学的管理の下で、当該患者・障害者に対して適切な診療や訪問看護体制がとられていることを原則とし、当該家族以外の者は、入院先の医師や在宅患者のかかりつけ医及び訪問看護職員の指導の下で、家族、入院先の医師、患者・障害者のかかりつけ医及び訪問看護職員との間において、同行訪問や連絡・相談・報告などを通じて連携を密にして、適正なたんの吸引を実施する。

       この場合において、気管カニューレ下端より肺側の気管内吸引については、迷走神経そうを刺激することにより、呼吸停止や心停止を引き起こす可能性があるなど、危険性が高いことから、家族以外の者が行うたんの吸引の範囲は、口鼻腔内吸引及び気管カニューレ内部までの気管内吸引を限度とする。特に、人工呼吸器を装着している場合には、気管カニューレ内部までの気管内吸引を行う間、人工呼吸器を外す必要があるため、安全かつ適切な取扱いが必要である。

       入院先の医師や在宅患者のかかりつけ医及び訪問看護職員は、定期的に、当該家族以外の者がたんの吸引を適正に行うことができていることを確認する。

E)緊急時の連絡・支援体制の確保

       家族、入院先の医師、在宅患者のかかりつけ医、訪問看護職員、保健所の保健師等及び家族以外の者の間で、緊急時の連絡・支援体制を確保する。

省略

(参考1)在宅及び養護学校における日常的な医療の医学的・法律学的整理に関する研究会医院名簿(五十音順)

(参考2)「在宅及び養護学校における日常的な医療の医学的・法律学的整理に関する研究」これまでの検討経緯(在宅におけるたんの吸引の関係)

 

 

 

 

同意書(例)

 

平成  年  月  日

 

 

(たんの吸引を行う者)

氏名:            様

住所:

 

 

(たんの吸引をされる者)

氏名:            印

 

 

 

私は、あなたがたんの吸引を実施しすることに同意いたします。

 

 

 

代理人・代筆者氏名:            印(本人との続柄:       )

同席者氏名:            印(本人との関係:       )

 

 

 

 

 

 

 

        たんの吸引をされる者が未成年である場合又は署名若しくは記名押印を行うことが困難な場合には、家族等の代理人・代筆者が記入し、当該代理人・代筆者も署名又は記名押印を行ってください。この場合、第三者が同席し、当該同席者も署名又は押印を行うことが望まれます。

        この同意書の吸引を行うものが保管しますが、この同意書に署名又は記名押印した者もそれぞれ同意書の写しを保管し、必要に応じて医師や訪問看護職員等に提示できるようにしておくことが望まれます。

        この同意書は、たんの吸引をされる者とたんの吸引を行うものの間の同意であり、たんの吸引を行うものの所属する事業所等との同意ではありません。

 

 

 

 

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