様々な研修会参加のための交通費や宿泊費・介助者費用などを助成
全国障害者介護保障協議会と自薦ヘルパー(パーソナルアシスタント制度)推進協会では、全国3300市町村で最重度障害者が運営する自立生活センター(CIL)のサービスが受けられるようになるように、各県で最低10箇所程度のCILを作ることを目標に金銭面や研修等で支援を行っています。
どんな重度の障害者も地域で自立して暮らせることを理念として掲げたノーマライゼーションの広がりとともに、1970年代から東京や大阪などの大都市を中心として重度障害者が地域生活を始めてきました。初めはボランティアに頼っていた介護も、各地の交渉により現在では公的介護制度が充実し、2003年4月からは支援費制度もスタートしています。現在、都市部や地方の県庁所在地等では自立生活センターなどの地域支援の仕組みが整い始め、重度障害者が地域で生活できるようになってきましたが、まだまだサービスの乏しい地方で暮らすのは難しく、住み慣れた地域を離れ、サービスの整った都市部に引っ越さざるを得ない場合もあります。当会は、どんな重度の障害者でも住み慣れた地域で暮らしていけるような状況が日本全国で作られていくべきだと考えています。そのために、地方で自立して地域で暮らしていきたい、さらにCIL設立につなげたいという障害者に対して情報提供や研修、それにかかる諸費用も含めた全面的なバックアップをし、日本全体の地域福祉の向上を目指しています。
2001年度〜2002年度は空白県に最低1つのCILを作ることを目標に研修や助成などで支援を行い、目標を達成しました。今年度からは各県に最低2〜3箇所のCILを作る支援を行います。
現在、24時間介護の必要な全身性障害者が施設や家族の元から1人暮らしし、CILを立ち上げています。こういった最重度の障害者が過疎地の県でたくさん出ています。 近県CILや東京などで何度も研修を行い、介助者の雇い方、指示の出し方、アパートの借り方、介護制度の使い方、CILの作り方、など、1つ1つ研修を受けていくことで、やる気と努力で1つ1つ解決していきます。
当会では、CIL空白地でCILを作りたいと考えている介護の必要な重度障害者に対して、CILを作るための様々な研修会などの交通費・介護者の費用などを助成いたします。CILを作る目的で施設や親元から出て1人暮らしを始める場合、1人暮らし開始時の介護費用なども(交渉して制度がのびるまでの期間)、助成・貸付します。
研修は、参加して行う総合研修、ピアカウンセリング、ILP、個別事業研修など実地のもののほか、実地の研修を補完する「通信研修」も行っております。
募集する地域は、県庁所在地からはなれているCIL空白地域です。(秋田・群馬・山梨・徳島は県庁所在地も募集)。また、これ以外の地域でも、現在す
でに立ち上がっている団体で引き続き障害者の人材募集も行っております。
自分も参加したい・・という方は、どしどしご相談ください。
自薦ヘルパー推進協会 0120−66−0009 10:00〜23:00
自立生活センター(CIL)とは 理念はJILホームページhttp://www.j-il.jp/ などをご参照ください。 障害者が主体的に運営するサービス提供団体です。介助利用者自身がエンパワメントしていく(力をつけていく)スタイルのホームヘルプサービスを行います。24時間介護の必要な方などの1人暮らし支援を行い、介護制度の交渉も行い、地域の制度を改善していきます。
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