18年度政府予算と17年度補正予算が確定
来年度(18年度)政府予算が確定しました。
自立支援法の分野は、概算要求より若干減っていますが、介護給付と訓練給付は99.7%と、ほぼ満額取れています。200億の地域生活支援事業も満額確保されました。
障害保健福祉部資料 PDF 6ページ
厚生労働省全体資料から障害関係抜粋 PDF 4ページ
補正予算も確保 今年度ヘルパー予算不足は解決
また、今年度(17年度)分も、補正予算が取れました。今年のヘルパー予算不足は発生しない予定です。
ヘルパー455億円の当初予算でしたが、156億円補正がついて合計611億円になっています。
10月ごろまでは、災害対策の補正が組まれない方針になったため、障害福祉予算も補正が出来ないという情勢でしたが、補正が別の原因で組まれるようになったようです。
概算要求との違いを以下に掲載します
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8月の概算要求資料に
12/21に確定した政府予算を赤字で入れました
平成18年度 障害保健福祉関係概算要求の概要
平成17年8月
障害保健福祉部
障害保健福祉関係概算要求 8,237億円(7,525億円)
―――>8131億円
障害者の地域における自立した生活を支援するため、早期に「障害者自立支援法案」を再提出し、市町村を中心に、障害の種別にかかわらず一元的にサービスを提供する体制を整備するとともに、サービスの提供に必要となる費用を皆で支え合うという考え方に立って、在宅サービスに関する国及び都道府県の負担を義務的なものにすると同時に、利用者負担を見直すなど、障害者保健福祉施策を抜本的に改革する。
1 障害者の自立した地域生活を支援するための施策の推進 |
(1)障害福祉サービスの推進 4,143億円 ―――>4131億円
障害者自立支援法案を踏まえ、障害者が身近な地域で自立した生活を送れるよう、新たな障害福祉サービス体系として、ホームヘルプサービスや生活介護等の介護給付、自立訓練や就労移行支援等の訓練等給付を提供するなど、必要なサービスを確保する。
(2)障害者に対する良質かつ適切な医療の提供 795億円 ―――>930億円
障害者の心身の障害の状態の軽減を図るための自立支援医療(公費負担医療)等を提供する。
(3) 地域生活支援事業の実施 200億円 --→200億円
市町村等が実施主体となり、移動支援や地域活動支援センターなど障害者の自立支援のための事業を実施する。
(4)発達障害者に対する支援 (地域生活支援事業の200億円の内数)
発達障害に関する各般の問題について、在宅の自閉症等の特有な発達障害を有する障害者とその家族に対し、相談、助言、情報提供、就労等にかかる支援を総合的に行う「発達障害者支援センター」の充実を図る。
(5)「障害者自立支援法案」の施行関係経費 150億円 --->129億円
低所得の利用者への対策として社会福祉法人が行う定率負担の減免に対する公費助成、また、自治体による制度を円滑に施行するための事業を実施する。
内訳のうち新規事業は
・利用者負担 上限の4万200円を3万7200円に変更(介護保険並び)
・社会福祉法人減免 36億円
・障害者保健福祉推進事業等 35億
(自治体のシステム改修・自治体の先駆的革新的なモデル事業・広報など)
・障害者就労訓練設備等整備事業 20億